下諏訪町議会 > 2021-12-08 >
令和 3年12月定例会−12月08日-04号

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  1. 下諏訪町議会 2021-12-08
    令和 3年12月定例会−12月08日-04号


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    最終取得日: 2023-06-02
    令和 3年12月定例会−12月08日-04号令和 3年12月定例会            令和3年12月下諏訪町議会定例会会議録                                    (第4日) 議員の席次並びに出欠   1番 森   安 夫  出          8番 大 橋 和 子  出   2番 樽 川 信 仁  出          9番 松 井 節 夫  出   3番 田 嶋   彰  出         10番 中 山   透  出   4番 増 沢 昌 明  出         11番 野 沢 弘 子  出   5番 林   元 夫  出         12番 中 村 光 良  出   6番 岩 村 清 司  出         13番 金 井 敬 子  出   7番 青 木 利 子  出 出席議会事務局職員             出席総務課職員   議会事務局長   田 中 美 幸      庶務人事係長   岩 波 美 雪   庶務議事係長   山 田 英 憲 説明のために出席した者   町長       宮 坂   徹      保健福祉課長   小 松 信 彦   副町長      高 木 秀 幸      産業振興課長   増 澤 和 義
      教育長      松 崎   泉      建設水道課長   北 澤 勝 己   総務課長     河 西 喜 広      消防課長     小 野 裕 之   税務課長     堀 内 憲 隆      会計管理者兼会計課長                                  吉 池 泰 宜   住民環境課長   中 澤   務      教育こども課長  樫 尾 光 洋 本日の会議日程 令和3年12月8日(水)午前9時00分   1.本日の議員の出欠並びに会議成立宣告   1.一般質問(単独質問) 本日の会議に付した事件   議事日程のとおり            開  議  午前 9時00分 △<本日の議員の出欠並びに会議成立宣告> ○議長 おはようございます。大変御苦労さまでございます。ただいま定刻の午前9時でございます。本日は令和3年12月下諏訪町議会定例会第4日目であります。  本日の議員の出欠を御報告します。ただいま出席している議員は13人であります。よって、本会議は成立いたしました。  本日、報道によるストロボを使用した写真撮影を許可してありますので、御承知おきください。  ただいまから会議を開きます。本日の日程は一般質問であります。本日は単独質問が行われますので御協力ください。 △<一般質問(単独質問)> ○議長 それでは最初に、質問番号4番、質問事項 下諏訪総合文化センターの利用の仕方について、諏訪湖博物館の課題について、道路行政について、おでかけ町長室について、町内飲食店、商店の応援方法について、これからの温泉事業経営戦略について、議席2番、樽川信仁議員、質問席にお着きください。 ○議長 樽川議員。 ◆樽川議員 おはようございます。議席番号2番、樽川信仁でございます。まず初めに、私、御田町の町内会長を何度かやっているんですけれども、実は6人の方が今年は亡くなられました。おまけに4人が女性で2人が男性で、4人の女性の方が皆さん世帯主でして、72軒のうちが来年はもう68軒に減っちゃいます。僕が一番最初に町内会長をやったときは93軒ありましたけれども、あっという間に20軒の人が減っちゃいました。そんな寂しいことで、男性2人は特に御田町のためにうんと一生懸命やってくれる方だったものですから、とても残念に思って仕方ないんですけれども、たまたま昨日、私たちの商業会の役員会がございまして、今日の新聞に載っている矢崎商店のことを伝えましたら、すごく喜んでいまして、残っている仲間で一生懸命またやろうということになりましたので、私たちの残りの軒数も少ないですけれども、一生懸命頑張りたいと思いますので、ぜひともよろしくお願いいたします。  それでは、質問事項に沿って質問いたします。下諏訪総合文化センターの利用の仕方についてということで、最初に予約方法の問題点をどう考えるか。下諏訪総合文化センターの利用の仕方についてお伺いします。コロナ禍の影響もあって、住民の方から文化センターを使いたくても予約ができないとの声をお聞きしました。利用に当たって予約の取り方や対応に応えられなかった事例などありましたらお聞かせください。また、今までの取扱いに問題点はなかったのかお伺いいたします。 ○議長 教育こども課長。 ◎教育こども課長(樫尾) お答えいたします。文化センターにつきましては、多くの方に御利用いただきたいと考えておりますけれども、御希望の利用日時に既に予約が入っていたり、センターの改修を計画していた関係で新年度の予約を休止していたこともあり、御希望の利用日をお断りせざるを得ないケースがございました。お断りさせていただいた皆様には大変申し訳なく、予約に対する利便性がさらに高まるよう努めてまいりたいと考えております。  総合文化センターの予約方法につきましては、予約の際に確認すべき内容の違いから、ホールの関係と集会室ですとか調理室などの公民館等の関係で予約方法が異なってまいります。ホールの関係につきましては、音楽や講演会などホール利用の形態と、それに伴う音響や照明等の舞台設備の使用範囲、また観客人数の見込みによる大ホールまたは小ホールの使い分け、あるいは別に予約が入っている場合の大ホールと小ホールの同時運用の可否や前日の準備の要否など、出演者及び観客の御期待に沿う舞台演出面での打合せがどうしても必要不可欠であることから、教育委員会事務局の窓口のみの申込みとさせていただいているところです。  なお、予約は1年前から可能で、空き状況の確認につきましては電話でも対応はしております。  一方、公民館等の関係につきましても、使用者数や使用形態、備品の使用など確認が必要であることから、窓口での申込みを基本としておりますが、予約は3か月前から可能となっております。  なお、社会教育団体に登録されている団体につきましては、公共施設予約システムでも予約が可能となっております。  今までの取扱いでの問題点ということですけれども、親切・丁寧な接遇には努めておりますけれども、文化センター改修に伴い予約受付を休止することについての周知不足があり、お問合せいただいた方に御不便と御迷惑をおかけしたことは反省点であったと考えております。  また、休庁日であります土曜日及び日曜日や、文化センターの休館日である火曜日における予約につきましても、予約受付体制に課題があると考えていることから、改善に向けて検討しているところでございます。  今後も利用される皆さんからの声をお聞きする中で、気持ちよく御利用いただけるように引き続き親切・丁寧な接遇に努め、利便性の向上を図ってまいりたいと考えております。以上です。 ○議長 樽川議員。 ◆樽川議員 ありがとうございました。次に、過去3年間の大ホール、小ホールの利用実績及び稼働日数はいかがでしたか。どれぐらいの稼働日数なら健全だと思われますでしょうか。 ○議長 教育こども課長。 ◎教育こども課長(樫尾) お答えいたします。まず、大ホール及び小ホールの過去3年間の利用実績及び稼働日数でございますが、平成30年度は開館日数255日に対し、利用日数は大ホールが99日、稼働率でいいますと38.8%、小ホールが139日、稼働率でいいますと54.5%。利用者数ですけれども、大ホールが2万7,606人、小ホールは1万9,769人となります。  令和元年度は会館日数257日に対し、利用日数は大ホールが72日、稼働率28%、小ホールが114日、稼働率44.4%。利用者数は、大ホールが2万545人、小ホールは1万2,165人となります。  令和2年度は会館日数222日に対し、利用日数は大ホールが50日、稼働率22.5%、小ホールが67日、稼働率30.2%。利用者数は、大ホールが7,890人、小ホールは4,061人となっております。  ホールの利用頻度の面から見ますと、平日より休日の利用が多くなっております。令和元年度末から顕著となった新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、利用控えが利用者数の減少に大きく影響していると考えております。  また次に、どのくらいの稼働日数なら健全であるかとの御質問でございますけれども、一般的な目安はございませんけれども、公益社団法人国公立文化施設協会が行いました令和2年度の公立文化施設運営情報調査報告におきまして、文化センターの大ホールが含まれます座席数500から1,000のホール、全国536館の平均値としましては、利用者数3万3,292人、稼働率は49.9%との結果が出ていることから、この数値が一つの目指すべき数値になるのかと考えているところです。以上です。 ○議長 樽川議員。 ◆樽川議員 それでは、また過去3年間の2階集会室、調理室の利用状況はいかがでしたか。稼働日数が月何回ぐらいなのか、また昼夜においての使用状況はどうでしたか。 ○議長 教育こども課長。 ◎教育こども課長(樫尾) お答えします。公民館及び勤労青少年ホームの施設のあります集会室及び調理室につきましては、利用を時間帯別、日にち別としてではなく使用の件数で統計を取っておりますので、件数で申し上げますと、集会室は平成30年度の年間利用件数が151件、月平均で12.6件。令和元年度の年間利用件数が149件、月平均12.4件。令和2年度の年間利用件数は123件、月平均10.3件となっております。  また、調理実習室は、平成30年度の年間利用件数が41件、月平均3.4件。令和元年度は38件、月平均で3.2件。令和2年度が11件、月平均1件でございました。  昼夜の関係につきまして統計的なものは取っておりませんけれども、いずれの部屋も当町で実施する講座の会場として昼間の時間帯に利用されるケースが大半となっておりまして、特に調理実習室につきましては、ほぼ講座での使用となっております。以上でございます。 ○議長 樽川議員。 ◆樽川議員 今お聞きしたところによりますと、やはりあれだけいい調理場がございまして、あまり調理室が使われていないのが大分気になりますけれども、広報なんかを見ていますと、料理教室とかいろんなことが企画されている割には思ったより少ないなというのが感想でございます。とにかく何とか私たちも応援しまして、利用者が増えるように頑張りたいとは思っております。  これからの利用増進計画はあるのか。来年1月13日より受付を再開するとの報告がありましたが、どんな方法で予約を取ることができますか。新しい予約方法など考えていますか。さらなる利用を促すPR方法など新しい施策や計画はありますでしょうか。 ○議長 教育こども課長。 ◎教育こども課長(樫尾) お答えいたします。総合文化センターの改修を先延ばししたことに伴いまして、令和4年1月13日木曜日より、令和4年6月から令和5年1月利用分までの予約受付を再開いたします。  毎年定期的にホールを御利用いただいている団体やお問合せのあった団体に対しましては、通知と電話連絡によりまして、受付の再開と空調や音響などの設備は万全とは言えない状況も併せて御説明及び御案内をするとともに、御理解いただく中で御利用の検討をお願いしている最中でございます。  また、さらなる利用を促すPR方法、新しい施策や計画についてですが、令和4年度に設置予定の検討会におきまして、現状を踏まえ今後目指すべき姿と具現化のための方針も併せて検討してまいりたいと考えております。よろしくお願いいたします。 ○議長 樽川議員。 ◆樽川議員 とにかく改修工事も1年先になりましたけれども、なるべく多くの町民に使っていただいて、文化センターがいかに大事かということを確かめていただきたいなと、そんなふうに思っております。  それでは、二つ目に行きます。諏訪湖博物館の課題についてということなんですけれども、実は私が一般質問で、こんな質問をすると言ったら、友達から、こんなことを思っているということを私にA4で紙をくれまして、これをどうしても読んでいただきたいということなものですから、ちょっと初めにお読みいたします。  諏訪湖博物館赤彦記念館について。赤彦記念館の年間収支がかなりの額で赤字になっていると聞きます。建設以来のことでしょうか。私は何度か訪れたことがありますが、何年たっても展示物が代わり映えなく、足が遠のいてしまいます。展示物に関して、調査・研究や興味のある人にとってはよいと思いますが、その他の人は観光客や地元住民含めリターン客は少ないと感じます。  諏訪湖博物館という名称でありますから、動きのない諏訪湖ジオラマではなく、動きのある生きた諏訪湖の生物を展示してみてはいかがでしょうか。生き物の管理は大変だと思いますが、室内でのビオトープもあちこちで見るようになりました。動きのあるものに人は反応し、子供から大人まで興味を示すと思います。その流れで諏訪湖を中心とした産業の成り立ちや生活文化を学ぶ場所になればと思います。諏訪湖水族館ではいかがでしょうか。資金や予算等、一切を無視した意見ですので、よろしくお願いいたします。  こういうものを頂きましたので、参考までにお読みいたしました。  それでは、私の質問に移ります。産業振興課に所管替え後の企画の実績はということで、「ブラタモリ」の放映で星ヶ塔遺跡ツアーがブレークしました。また、以前の質問での答弁で、博物館の収蔵庫の見学を行うことができるバックヤードツアーなど、コロナ禍で実施できず残念であったものの、新鮮な企画がなされたことをお聞きしております。所管替えの後の取組や感想をお答えください。 ○議長 産業振興課長。 ◎産業振興課長(増澤) お答えいたします。貴重な御意見をいただきましてありがとうございます。今後の博物館の展示方法等の参考にさせていただきたいと考えております。  初めに、博物館の企画展のお話でございます。諏訪湖への関心を高めてもらうために、国登録有形文化財の諏訪湖の漁猟用具及び舟大工道具を活用いたしました展示、「諏訪湖の漁具と舟大工道具」を開催いたしました。  観光との連携事業では、文化庁の史跡名勝天然記念物制度100周年に当たって、八島のあざみ館におきまして、文化財としての八島ヶ原湿原について理解を深める「記念物100年」を開催いたしました。コロナ禍であり、目立った取組はできませんでしたが、観光目線あるいは観光との連携事業に取り組み始めたところであります。  また、所管替え後の感想でございますが、例えば星ヶ塔遺跡発見100周年のトークショーでは、星ヶ塔遺跡や黒曜石の活用の仕方を議論し、文化遺産を観光に結びつける発想が話し合われました。そうした議論から、文化遺産の観光活用が意識づけられ、今年の「ブラタモリ」以降の観光ツアーにつながってきたと感じております。  今回の所管替えにおきましては、文化財、文化遺産をよりよく保存し、よりよく活用するという姿勢を第一に考えており、「ブラタモリ」を契機にそうした姿勢が実践に移されており、所管替えの効果が現れつつあると感じております。以上でございます。 ○議長 樽川議員。 ◆樽川議員 今後の新しい企画の内容はということで、来年に向けて新しい企画や新たな方向性など打ち出していきますか、お答えください。 ○議長 産業振興課長。 ◎産業振興課長(増澤) お答えいたします。まず、今年度内の企画になりますが、1月29日から3月21日にかけて、下諏訪から世界に発信をし続けた世界的なアーティストである松澤宥の生誕100周年の企画展を、Suwa−Animism(スワニミズム)美術部に協力する形で開催いたします。  令和4年度につきましては、諏訪上社下社神宮寺由来の仏像一斉公開プロジェクトの一環で、下社神宮寺関連の資料を展示する企画展を開催いたします。この企画展は10月から11月に予定をしております。  また、開催時期は未定でございますが、第2回メンデル特別展日本メンデル協会との協力で開催する予定となっております。  また、11月以降の冬期間を予定しておりますが、令和2年度の発掘調査で中世の経塚から、石に経文が書かれた礫石経と呼ばれる遺物や和鏡が出土した東山田のふじ塚遺跡に焦点を当てた企画展、講演会を検討中でございます。これにつきましては、長野県埋蔵文化財センターとの協力で行うものとなります。  次に、今後の新たな方向性につきましては、御指摘がありました「ブラタモリ諏訪」、こちらでは糸魚川静岡構造線フォッサマグナが取り上げられ、その象徴的な場所として、諏訪湖を中心とする諏訪盆地が注目されました。その後の「ブラタモリ」でも糸魚川静岡構造線フォッサマグナは取り上げられ、日本列島の成り立ちを知る重要なポイントとして現在注目を浴びております。  博物館の目の前には諏訪湖が広がり、諏訪盆地をパノラマ的に見ることができ、諏訪湖の対岸には糸魚川静岡構造線を望むことができます。まさに大断層による大地の動きを手に取るように一望できる場所であり、諏訪湖の成り立ちから日本列島の形成時を探求する絶好のロケーションとなっております。ふだん何げなく見ている風景・景観であっても、「ブラタモリ」視点で見れば、そこには知られざる大地の謎や、この大地があったからこそ特徴的な諏訪の歴史文化が生まれたと、そういうことを感じることができます。  そこで博物館の新たな方向性としまして、下諏訪町、諏訪地域の風景・景観や様々な残された痕跡を探求し、地域の新たな魅力、歴史文化を再発見する、そうした取組を行う探求する博物館、こちらを目指していきたいと考えております。  博物館の職員には、「ブラタモリ」で地学の案内人を務めていただきました小口徹先生がおりますので、まずは博物館のロケーションを地学的に探求することを手始めに、探求する博物館の取組を始めたいと考えております。  いずれにしましても、このような視点に立つことで黒曜石が星ヶ塔遺跡のツアーともつながりを持つことができ、博物館も今後のツアーメニューの一つに加えていく可能性を感じております。以上でございます。 ○議長 樽川議員。 ◆樽川議員 今、課長がおっしゃったようなことが町民の皆さんに伝わればいいんじゃないかと思いますが、ぜひとも課長も先頭に立って、そのような説明をなるべくしていただければありがたいような気がいたします。  3番目ですけれども、入館者数を増やすための方策をどう考えるかということで、私は何人かの住民の方より、諏訪湖博物館の名前にふさわしい諏訪湖に生息している魚を水槽で見せてはどうかとの考えを聞きました。先ほどもそうなんですけれども、季節やテーマを考え、四季折々のワカサギの生態やエビ、コイ、フナの移り変わる姿、あるいは種の生息状況の状態など、興味をそそる生物の展示などについても、博物館として取り組んでいただくのもよいかと考えます。  もっと身近な諏訪湖というテーマで分かりやすく楽しめるよう、入館者の増加やリピーター確保に力を入れてはいかがでしょう。ぜひお考えをお願いいたします。 ○議長 産業振興課長。 ◎産業振興課長(増澤) お答えいたします。諏訪湖博物館の大きな課題としまして、御指摘のように毎年入館者が減少している状況にどう歯止めをかけるかという課題が、現在的視点ではポストコロナの人流増加を見通した戦略の構築が重要になると考えております。  先ほど答弁しました事項と重複はいたしますが、そうした戦略上で参考になるのは、博物館の職員も取材・撮影に深く関わることができた「ブラタモリ」の視点でございます。「ブラタモリ諏訪」のテーマは、なぜ人々は諏訪を目指すのかでございました。そこで注目されたのが糸魚川静岡構造線と中央構造線が交差する諏訪の地形・地質であり、その象徴として諏訪湖を中心とする諏訪盆地の成り立ちがクローズアップをされました。諏訪地方に住む人々にとっては何げない風景でありますが、実は諏訪を目指して人々が集まってくることの大本はこの特異な地形であり、この地形を生み出した大地の動きがあったということでありました。  そこで、博物館の目の前にある諏訪湖がすごい歴史を持っているということにフォーカスをして、諏訪湖の成り立ちが分かる展示や、諏訪湖から富士山が見えることが分かるような、フォッサマグナ地形を俯瞰したジオラマ展示などを今後検討してまいりたいと考えております。また、博物館から見える風景の楽しみ方を伝える工夫も検討してまいりたいと思います。  いずれにしましても、探求する博物館という新たな視点で、ポストコロナを見据えた取組をしていきたいと考えております。以上でございます。 ○議長 樽川議員。 ◆樽川議員 楽しみにしております。  4番目に行きます。貯蔵品の館外展示について考えはあるのかということで、私はかねてより大和作内さんのブロンズ像が収蔵庫に眠っているのをもったいなく思っています。館内の随所の展示、あるいは町内の施設への移設など、多くの住民が見られる場所へ設置するなどの考えはありませんでしょうか。また、収蔵品に保管されているものの中で、見せたいと思うものの館外展示のお考えをお聞きいたします。 ○議長 産業振興課長。 ◎産業振興課長(増澤) お答えいたします。大和作内先生のブロンズ像につきましては、博物館でも活用法を模索しているところですが、大変多様性を持った作品群であり、どの作品をどのような場所で、いつ展示するか、展示することがその作品を生かすことになるのかということをポイントに活用を研究していきたいと思っております。  博物館内のスペースでは展示に限りがありますので、町内の施設で作品の保存に影響のない場所があれば設置も可能であると考えております。また、収蔵資料の館外展示についても、資料の重要度によりますが、資料の保存に影響のない環境であり、適切に展示ができると判断できれば、一定期間の館外展示は可能であると考えております。  なお、今昔館の2階の一部にはなりますが、博物館収蔵庫展示スペースとして活用しておりますので、それらも含めて今後研究していきたいと考えております。以上でございます。 ○議長 樽川議員。 ◆樽川議員 ぜひとも御検討いただきたいと思います。実は僕も南小へこの前監査に行ったときに、ちょうど大和作内さんのブロンズ像がこけていなくて、これはどうしたんだと言ったら、ちょっと今ころんじゃったから寝かしてありますなんて言っているものですから、学校とかああいうところはやっぱりあれば結構喜んで見ていただけることが多いものですから、できればそういう希望があれば分館の文化祭とか、そういうのにちょっとお借りできればと思いますけれども、貴重なものですのでまたそこら辺のところは私も考えてみたいと思います。  3番目に行きます。道路行政についてということで、旧道に車両の利用制限案内板の設置の考えはあるかという質問でございますが、先日、第10区の町内会長会との懇談会に参加をした際に要望として伺ったのですが、諏訪市方面から秋宮方面へ向かう町道宮街道線では通行車両が多く、地元住民が使う生活道路としての役割がありますが、休日や観光シーズンになると県外車や観光客がカーナビで案内されることにより、入り込み混雑や事故などがないかと危惧をしているとのことでした。  例えばゾーン30のような速度制限とか利用を控えてほしいなどの看板の設置はできないものでしょうか。
    ○議長 建設水道課長。 ◎建設水道課長(北澤) お答えいたします。町道宮街道線におきましては、特に通行時間帯における国道20号の抜け道として、この路線へ通過交通や、最高速度が30キロの規制があるにもかかわらず速度超過の車両が見受けられるなど、生徒・児童などの歩行者への交通事故防止対策について、区や沿線の住民の皆様からも対策が求められております。  その対策につきましては、観光客などに限定しての対応は難しいということから、ドライバー全体に向けた対策を行うということで御理解をいただきたいと思います。  その具体的な対策としましては、路面標示等の強化、既存のカーブミラーの支柱に減速を促す注意喚起看板の設置を複数箇所に行うなどの安全対策をさらに充実させていきたいと考えております。以上です。 ○議長 樽川議員。 ◆樽川議員 ぜひお願いいたします。  それでは、2番目です。国道に向かう富部信号機の待ち時間に問題はないかということで、富部公民館方面から国道20号線に向かう町道は地域住民の重要な生活道路としての需要が多く、車両が朝夕には特に渋滞するとの声を聞きました。スムーズな流れの観点から、国道20号に設置されている富部信号機の時間調整の改善などについて考えていただけないでしょうか。 ○議長 建設水道課長。 ◎建設水道課長(北澤) お答えいたします。最初に、信号機の時間設定につきましては、交通の安全と円滑を図ることを基本に、交差点の規模、それから交通量、隣接する信号機との調整など、箇所ごとの交通状況に応じた時間設定が行われており、長野県の県警本部、それから所轄する警察署で調整をしていただいております。  御指摘のありました富部公民館から国道20号富部交差点区間の渋滞対策につきましては、住民の皆様からの要望として上げられた経過もあり、警察署と現地を確認させていただいております。その中で、道路が狭隘であることから、車両同士が擦れ違う際に滞留が発生することが主な要因であると整理をされておりまして、信号機の時間調整が主な原因でないということから、時間調整は行わない旨の回答を警察署から受けております。  そもそも、この当該区間につきましては、通勤時間帯において国道20号を回避する車両が町道宮街道線へ出入りすることが混雑する原因であることから、将来的な諏訪バイパス整備が根本的な解決策にはなりますが、当面は現況町道の拡幅について、用地の確保など可能性の研究をしていくこととしたいと考えております。以上です。 ○議長 樽川議員。 ◆樽川議員 ぜひとも御研究のほうをお願いいたします。  3番目に行きます。旧道の渋滞の把握はどのようにしているかということで、諏訪方面から秋宮方面に向かう宮街道線は常時通行車両が多いのか、時間帯での差があるのか、通行量調査の実態についてお伺いいたします。 ○議長 建設水道課長。 ◎建設水道課長(北澤) お答えします。時間帯での差があるかという御質問でございますが、町道宮街道線の諏訪市方面から秋宮方面に向かう区間につきましては、特に通勤時間帯において、ここも国道20号の抜け道となっていることから、午前7時から午前8時にかけての通行車両が最も多い状況ということで確認をしております。  具体的な通行状況につきましては、下諏訪中学校の上に位置します町道宮街道線と町道裏参道線の交差点における通勤・通学の時間に合わせ、今年の7月12日から16日の5日間の交通量調査を行っております。  調査結果としましては、岡谷市方面へ向かう車両、諏訪市方面へ向かう車両ともに7時から8時の1時間で120台を超える車両の通行を確認しております。また歩行者は、その多くが児童・生徒の皆さんになりますが、この時間帯は400人近くが通っており、狭い交差点に通行車両と歩行者が混在している状況となっております。以上です。 ○議長 樽川議員。 ◆樽川議員 おおよその台数の把握は分かりましたが、実態調査の結果が対策を進めていく上でどのように活用されるか、また道が狭くスピードを出す車が多く、歩行者との交通事故を心配する住民の声が聞かれますが、今後どのように対策していくのかお聞かせ願います。 ○議長 建設水道課長。 ◎建設水道課長(北澤) お答えいたします。具体的な対策としましては、この情報を諏訪警察署と情報共有を図りながら、交通事故全般にわたりこのデータを活用していただきますが、今後の具体的な対策につきましては、路面標示の強化とともに、ドライバーに対するより一層の安全意識の高揚を図るため、先ほどもお話をしました既存のカーブミラーの支柱を活用した減速等を促す注意喚起表示の設置を複数箇所行ってまいりたいと考えております。  あわせまして、ドライバーが歩行者を認識しにくい箇所につきましては、ラバーポール等を設置し、物理的に速度抑制を図る対策も効果的であると指導・助言をいただいていることから、今後これらの対策を組み合わせた対策を図ってまいりたいと考えております。以上です。 ○議長 樽川議員。 ◆樽川議員 よろしくお願いいたします。  それでは、四つ目に行きます。おでかけ町長室についてということでお伺いをいたします。まず今年の開催実績はということで、先日の新聞にて、商工会議所青年部との懇談会については拝見いたしました。ほかにも各団体との話合いがありましたことは承知しておりますが、おでかけ町長室で対話したことに対して、どんな御感想を持ちましたか。また、主な御意見がございましたらお聞かせ願います。 ○議長 町長。 ◎町長 令和3年度では、おでかけ町長室の開催というのは、今までは2回させていただいております。1回目につきましては生活クラブ生協下諏訪支部食と命を育む会の皆様と、それから2回目は、ただいま議員さんおっしゃられたように下諏訪商工会議所青年部の皆様とのお話でございましたけれども、私もそうでしたけれども、最初はやはりお互いに、人数も少ないという中では、逆に何となく緊張してという感じだったんですけれども、だんだんお話ししていただく、またさせてもらう中では、かなりにぎやかな懇談をさせていただくことができました。  発展的な御意見や御提案等もいただいてきたところでもございますし、私からも町政のお話、私の考えている政策等についてのお話、御説明等もさせていただいたところでございます。  感想としては、私が考えているおでかけ町長室というのは、大人数というよりも少人数の中で、それぞれお互いにお話ができる、顔と顔を合わせ目を見ながらみたいな中で、ざっくばらんに思いをお話しいただけたり御提案もいただけたり。また逆に私のほうでも私の思いをお伝えしたりというところのつながりを大事にしていきたいというふうに考えている中での、おでかけ町長室ということでございますので、そんな思いを、まだ2回でございますけれども、こうした形でのお話ができることは、やはり身近でいいことだなという時間を持っておりますので、そうしたことはこれからも続けていきたいというふうに思っておりますし、また、出たお話では、子供さんの病気に関わる切実な親御さんの思いというお話も伺いました。  また、商工会議所でも下諏訪の青年部の皆さんから未来予想図みたいな、こんなことはどうですかというようなお話もいただいたりしましたけれども、時間もコロナ禍という中では長時間というわけにもいかないということで、限られた時間、1時間半から2時間弱というようなところでございますけれども、その中でも結構濃い話もさせていただいたり、お聞きもしたということがございますので、そんな意味では今後も、またお話も実はございますので、今月また3回目ができるかなというふうにも思っておりますけれども、いずれにしましても、そうした機会は継続して持っていきたい、続けていきたい、そんなふうに思っております。 ○議長 樽川議員。 ◆樽川議員 ありがとうございます。ちょっと今のお答えと重複しちゃうんですけれども、おでかけ町長室の開催方法について課題は何と考えますか。また、まだ始まったばかりの事業ではありますが、大変住民の皆さんにとって、こんな話を町長がお聞きくださればという方が多くおられます。私も区での集会での要望にはたくさんの事柄がございました。町長におかれましてはスケジュールも詰まっておられますが、自ら出向いて見るということが住民サービスの原点だと思います。もう少しちょっと詳しいお考えをお願いいたします。 ○議長 町長。 ◎町長 開催方法についての課題ということでございますけれども、ここのところではスタートしてまだ2回しかできていないというのは、コロナ禍で容易にお集まりいただけないという状況が続いたということが大きな要因であり、またそれがある意味では課題だというふうに思っております。  このコロナ禍につきましては、本当に様々な集会や会議や催しがコロナ禍によって中止になったり延期になったりということで、大きな影響を及ぼしているというふうに思いますけれども、そんな中でも幸いにここでコロナ禍も少し下火になっているというか落ち着きを見せているところでもございますので、そうした感染予防対策をしっかり取りながら進めていくと。どんな形でということも含めまして、それが一つ課題といえば課題というふうに考えておるところでございます。  私がおでかけ町長室という形を取ろうというふうに考えたのは、先ほどもちょっと触れましたけれども、少人数でということの中で、より身近なお話を膝を交えてお聞きできるというのが一番の私の思いでもございますので、また、ほかの施策でもそうですけれども、地域コミュニティとか小さなコミュニティ、そうした中での人々のつながりをもう一度見直していかれればいいなという思いも含めまして、そうした少人数での懇談というふうなことを考えていますし、そうしたことが原点になるだろうというふうに思っております。  これからのところの中では、一応受付というか、お申込みをいただいてお出かけしていくというところが今の方式でありますけれども、コロナ禍が本当に落ち着き、アフターコロナになっていけば、私自らがこの場所に行くので周辺の皆さんいかがですかみたいな形も取っていきたい。時間が取れるところでは、そんな形で続けていきたいというふうにも思っております。  より多くの皆さん方とのそうした懇談を重ねることで、様々な御要望であったり御意見であったり御提案であったりという形が受けられるかなというふうに思っておりますので、そんな思いでやっていきたいということでございます。 ○議長 樽川議員。 ◆樽川議員 ぜひともよろしくお願いいたします。  それでは、5番目に入ります。町内飲食店、商店の応援方法についてということで、しもすわイート&テイクアウト第3弾、第4弾の実績はということなんですけれども、コロナ禍で、しもすわイート&テイクアウトに関連した事業が1年以上にわたって継続されています。第3弾、第4弾の実績も踏まえ、飲食店事業者の反応はいかがでしたか。利用者の声はお聞きしていますが、事業主の反応はいかがでしたか。よろしくお願いいたします。 ○議長 産業振興課長。 ◎産業振興課長(増澤) お答えいたします。初めに実績につきましてでありますが、第3弾につきましては、令和3年1月18日から3月28日までのレシートを対象とし、交換実績はクオカードが2,000枚で100万円分、商連の商品券が4,862枚で243万1,000円分となり、合計で343万1,000円分を特典として申請者へお渡しをしております。  特典の交換には最低でも2,500円以上のレシートが必要なことから、単純計算で少なくとも1,715万5,000円以上が飲食店への経済効果となっております。  また、第4弾ですが、令和3年5月1日から9月30日までのレシートを対象とし、交換実績は商連商品券1万2,955枚で647万7,500円分となり、特典として申請者へお渡しをしております。  なお、第3弾と同じように特典交換時に2,500円以上のレシートが必要なことから、単純計算で少なくとも3,238万7,500円以上が飲食店への経済効果となっております。  第3弾、第4弾、合わせますと、約4,950万円の経済効果となり、特典としてお渡しした約990万円分の商品券等も町内事業所で有効に使っていただければと考えております。  また事業主の方からは、新聞紙面等での広告は反響が大きく注文数が伸びた、以前から出前をやっているが、出前の数が増えた、お客さんがSNS等で写真つきで拡散してくれた、とても協力的で応援してくれる気持ちが伝わってきた、今までに来ていただいたことのないお客さんが訪れ、その後常連になっていただいたなどのお話をお聞きしております。以上でございます。 ○議長 樽川議員。 ◆樽川議員 いい結果が出て何よりでございます。  それでは、今後の町内の飲食店や商店を応援するための具体的施策はあるか。12月1日より年末年始お買い物応援キャンペーンがスタートしました。心より感謝を申し上げます。下諏訪町の皆さんも大変喜んでいます。しかしながら、右肩上がりとはまだまだ言えません。継続的な応援が必要と考えますが、何か検討していますでしょうか。 ○議長 町長。 ◎町長 議員がおっしゃるとおり、年末年始をまたぎました今月から来月いっぱいにつきまして、お買い物応援キャンペーンを実施させていただいておりまして、こちら飲食店以外の生活雑貨や日用品、家電、家具、暖房燃料などを扱っている店舗が対象となっておりまして、今まで継続的に実施をしている飲食店応援キャンペーンとは、また異なった新しい事業ということでございます。  また、飲食店応援事業といたしましては、デリバリーで忘新年会、オフィスでランチ、こういったキャンペーンも実施をさせていただいておりまして、3事業とも商工会議所が行うものでございまして、町としましても商工会議所に補助金を交付する形での御支援ということをさせていただいております。  また、町ではイート&テイクアウトキャンペーンの第5弾を来月末までの期間で実施をしておりますけれども、その後につきましても国の支援策等々を加味しながら、引き続き商工会議所と連携を図る中で、切れ目のない事業者への支援、こうしたことを実施していきたいというふうに考えております。 ○議長 樽川議員。 ◆樽川議員 次に進みます。御柱祭に向けての対策は考えていますかということで、御柱祭の期間中には、コロナ禍においても多くの人が来ることが見込まれます。商工会議所との連携を含めて、支援対策のお考えをお聞かせ願います。 ○議長 産業振興課長。 ◎産業振興課長(増澤) お答えいたします。商工会議所との連携を含めた支援対策につきましては、町御柱祭実行委員会の取組の一つとして、下諏訪商工会議所が中心となり、祝売・ブランド化部会におきまして、奉賛売出しの企画支援とした祝御柱祭シールの販売を開始することになりました。諏訪6市町村の商工会議所や商工会にも御協力いただくことで、御柱祭を契機とした諏訪地域における消費喚起を高めたいと考えております。  また下諏訪商工会議所では、コロナ禍で事業者の皆様が大変な影響を受けているため、事業継続の支援のために事業者とともに経営を考える伴走型の支援も実施していくとお聞きをしております。  7年に一度の御柱祭の時期は地域経済にとって絶好の機会ではあるものの、このコロナ禍におきましては経済面で大きく落ち込むことも予想されるため、今後の動向を注視しながら、どういった支援策が必要なのかも含めて検討してまいりたいと考えております。以上でございます。 ○議長 樽川議員。 ◆樽川議員 よろしくお願いいたします。もう一つあったんですけれども、もう時間もございませんので、せっかく建設水道課長には御答弁を考えていただいたんですけれども、これからまた後の議員が同じような質問をしているので、またそちらで僕も聞きたいと思います。  以上をもちまして質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長 お諮りいたします。暫時休憩としたいと思いますが、御異議ございませんか。              (「異議なし」の声) ○議長 御異議ございませんので、暫時休憩といたします。ただいま9時51分であります。再開は午前10時ちょうどといたします。            休  憩  午前 9時51分            再  開  午前10時00分 ○議長 ただいま午前10時でございます。休憩前に引き続き本会議を再開いたします。  それでは、質問番号5番、質問事項 治水対策について、各種協議会・団体における高齢化と運営状況並びに住民コミュニケーションのこれからについて、諏訪広域連携の在り方について、議席5番、林元夫議員、質問席にお着きください。 ○議長 林議員。 ◆林議員 おはようございます。質問番号5番、議席番号5番の林元夫です。  自然災害の中で最も怖いものは地震であることに変わりはないと思いますし、30年間に起こる確率は高まっており、地震災害に備えることは最も必要なことだと思っております。  しかしながら、近年における自然災害で町を悩ませているのは水害であります。地球温暖化による降雨の異常さは地球的規模で起きておりますし、8月の豪雨災害は、より治水への喚起を促しています。  そこで、治水施策について考えていきたいと思います。まず治水に対する町の基本的な考え方と、どんな課題を持って取り組んでいるのかをお聞きしたいと思います。 ○議長 町長。 ◎町長 治水に対しましては、住民自らが水害への対処、それから啓蒙活動、そうしたことを行うなどのいわゆるソフト的な取組。そして、堤防や河道を広げるなど主に構造物により河川流量を調整するハード的な取組。そして、これらソフトとハードを融合した総合的な治水対策という三つの対策、これにより取り組んでいるところでございます。  基本的な考え方としましては、住民の皆様の生命・財産を守るというために必要な対策を、例えば町内の一級河川を管理する長野県と連携を取る中で、安全を確保しながら、かつ安全に暮らしていただける、安心して暮らしていただけるというような対策を取ることを基本的な考え方として対応しているところでございます。  次に課題でございますけれども、今、議員御指摘のように雨の降り方、また降る量というのが今までとは全く考え方を変えていかないといけないような状況ということで、本当に常に想定外というような異常気象という状況が、ここのところで起きている。  もう六、七年前に、私も議員時代に鬼怒川の氾濫について視察に伺った折に、線状降水帯という言葉をそのときに耳新しく聞いた記憶があるんですけれども、今はその言葉が当たり前になってきた。もう線状降水帯の状況が見えたら、ここは集中的に降るぞと。警戒しなければいけないというような気象情報も、もう常態化しているというようなこともございますので、そうした経験のないような豪雨、このことについて対応するというのが、どのように対応していったらいいかというのが課題になろうかというふうに思っております。 ○議長 林議員。 ◆林議員 本当に今、雨量というのは大事なことでありまして、例えば雨水渠や何かを決定するときに周りの雨水量などを参考にして、それが降雨量の平均値で決めているんですね。その場所に降る量を決定して、それによって雨水渠等も、この間、下諏訪町でも終わりましたけれども、それもみんなそれで、その降水量によって決めて構造物ができているんですね。  その中で、やはり今既存の川というのが大事じゃないかなというふうに思っていて、私も最近少し運動不足なので歩き始めて、諏訪湖の周りを歩くんですけれども、そうすると河川というのが気になるんですね。川沿いに歩いていくと気になってしようがない。河川の堆積物というのが、やはり河川の断面積を減らして河川の保水力を弱めてしまう。それで流量に影響を与えて、雨水災害の現況となるんだと私は思っております。  それでは具体的な事例を挙げて聞いていきたいと思いますが、まず一級河川である十四瀬川、砥川、承知川、大沢川の堆積物の撤去状況、河口または河川内の状況と今後の予定をお聞きしたいと思います。 ○議長 建設水道課長。 ◎建設水道課長(北澤) お答えいたします。いずれの河川も長野県により管理しておりますので、諏訪建設事務所に確認したところ、河川内の堆積物につきましては定期的なパトロールなどにより随時状況を確認し、堆積状況により正常な流れが確保できないと判断した際に除去を行っているということでございます。  河口、河川内などそれぞれの箇所ごとに堆積状況にも相違がありますので、箇所ごとの判断も含めて適宜行っており、今後につきましても同様な対応ということで御理解をいただきたいと思います。  続きまして、具体的な堆積物の撤去の実績などについて御報告をさせていただきます。  初めに、十四瀬川は令和2年度に690トン、砥川につきましては平成30年度から令和元年度にかけまして6,300トンの堆積物を除去しております。現在は8月の大雨による堆積物の除去を河口部において、12月末までの予定で約6,000トンを目標に除去していると、管理する諏訪建設事務所からは伺っております。  また、承知川につきましては、現在工事を実施しておりますので、その工事の中で適宜堆積物の除去を行っております。  準用河川であります大沢川は河川パトロールを実施しており、堆積土砂がないことから、ここ数年は事業をするには至っておりません。以上になります。 ○議長 林議員。 ◆林議員 砥川の河口へ行きますと、今盛んに土砂を撤去している土砂搬出の工事の真っ最中で、こんなにこんな量がというふうで、私は本当に驚いているところでありまして、6,000トンと考えてみても、大体大型トラックで5トン、6トンが精いっぱいなんですけれども、これは1,000台分出しているということですよ。すごいことですよね。  これはやっぱり諏訪湖の堆積物というものは、こういうものによってどんどんどんどん河川によって運ばれてくるというような形の中で、一つ一つの河川の堆積物を除去していかなければ、諏訪湖への土砂流量の抑制が利かなくなるんだろうと私は思っていますし、建設事務所もそういうふうに思っていて除去していただいているところであります。  十四瀬川690トンですか、令和2年撤去したそうですけれども、この十四瀬川の河口を見てみますと、なぜか橋と橋の区間がちょうど生ごみの搬出するところの前のところなんですけれども、護岸工事がないんですね。木々も生い茂っておりますし、護岸がきちんとした護岸となっていない。川もやはり透き通っていないし汚い川になっているので、これをぜひしゅんせつしてほしいと思っておりますし、一級河川というのはもうお願いするしかしようがないと思うんですけれども、ぜひ町長自らも陳情していただいて、一級河川に関しては、ぜひ強力に推し進めていただきたいと思いますが、町長、どうでしょうか。 ○議長 町長。 ◎町長 事あるごとといいますか、そんな状況が起きたり、そうでないときでも十四瀬川、また砥川のそうした河川の管理、堆積物の管理、除去等々につきましては、お話もさせていただいたり、お願いも申し上げているところでございます。  砥川でいいますと、昔から天井川と言われていますよね。大体この辺の川は天井川が多いわけですけれども、それはやっぱり山からの土砂の運び込みが大変多い。これはもう江戸時代から記録的に見ましてもそういう状況であって、砥川の堆積物がたまると川筋を変えて今まで暮らしの中ではきたという経過もあるほど、土砂の運び込みが多い河川というところでございまして、もう長いスパン、何千年、何万年のスパンで見ると、諏訪湖の成り立ちから変遷でいくと、湖沼学的には将来は消滅する運命にある湖だとも言われているというような書物も読ませてもらったこともあるわけですけれども、そうした中で今現在は我々が安心・安全で暮らしていくための対策としてのそうした除去というのは、必要な部分は除去をする、そうした対策を取る中で行っていかなければいけないことだというふうには考えております。
    ○議長 林議員。 ◆林議員 ぜひ進んでいない箇所は進めていただいて、十四瀬川もぜひお願いしたいと思っております。  次に、中小河川である古川とか鰻沢、高浜源湯の横の川、これは名前がない水路という形になってしまうそうですけれども、特に古川は堆積物も多くて、昔マスなど町でつかみ取りしてイベントを行っていたんですけれども、今はちょっとどぶ川っぽい。これは副町長の家のちょうど入り口であって毎日見ていると思うので、汚れてきたなと分かっていると私は思っておりますが、その辺。  また、鰻沢河口もすごいヘドロでいっぱいなんですね。あそこを工事やった加減で、もうやった蛇籠が全部埋まっているような状態。あれはまだ下に2段もあるんですよね。それが全部埋まっているような状態なんですね。  高浜源湯の横の水路ですか、これは名前がないので。草や木が生い茂って、これも完全などぶ川ですよね。こういう状況というのは把握しているのかなというふうに思って聞いてみたいんですけれども、その状況と今後の改修予定をお聞きしたいと思います。  また、鰻沢周辺における降雨量と河川改修計画、これをやるというふうな計画をお聞きしておりますので、この進捗状況などもお聞きしたいと思います。 ○議長 建設水道課長。 ◎建設水道課長(北澤) お答えいたします。町内に数多くある名称のない水路は、職員の定期的なパトロールなどにより状況把握に努めておりますが、その対策については、まずは町民の皆様の安心・安全の観点から治水上の対策を優先して行っております。  また、鰻沢河口部、古川の県道交差点から下流川、みずべ公園の西側及び赤砂公園西側に位置する水路につきましては、堆積した土砂や繁茂した樹木が著しい箇所として認識しているため、毎年定期的に堆積土砂の撤去を行っているところでもございます。  景観上の配慮が足りない箇所もあろうかと思いますが、まずは安全面を優先しているということを御理解いただきたいと思います。  その中で、御指摘をいただきました高浜源湯横の水路につきましては、目立つ場所でもありますので、木や草については早急に撤去をしたいと考えております。以上になります。 ○議長 町長。 ◎町長 鰻沢の件で。鰻沢の改修計画、このことにつきましては委託業者と最終的な詰めを行っているという状況でございますけれども、中間報告の中では本年8月の集中豪雨、このときは南小周辺は溢水をしなかったという、その確認はなかったですよというようなことのお話をいただいておりました。これは雨水渠の敷設をさせていただいた、そうした対策で従来のような水の流れ、また量が減少したのではないだろうかというように考えられております。  その一方で、鰻沢の河口部においては諏訪湖の水位上昇によって河川の水が内水氾濫を起こしてしまったという状況でございますので、この抜本的な解決策では、結果的には諏訪湖の水位をいかに抑えるかと、こういう対策が一番重要になってきちゃう。きちゃうというよりも重要になってくるだろうというふうにも考えておりますので、事前放流、そういうことも含めて対策を国や県のほうに要望をしていきたいというふうに考えてございます。 ○議長 林議員。 ◆林議員 次の質問に移ろうと思ったんですが、町長がちょっと触れたので、でもその前にもうちょっと、治水優先というのはよく分かりますし、しかしながら、古川でもそうなんですけれども、堆積物を常に取っていなきゃいけないんですよね。新川もそうなんですけれども、新川って結局うんと雨が出てくると、ごみも一緒に流れてくるんですよ。あそこのかっぱ寿司の横のところにごみがたまって下へ潜っていかないので、あの近隣の人が土のうを積んでしのいだときがあったんです。それで何とかごみを取る機械を入れてくれと言って、1,000万円近くのものだったんですけれども、当時の青木町長に入れていただいたおかげで、この18年からあそこのものがなくなったという経緯もあります。  したがって、古川もそういうことで下のほうを、副町長の家の前のところを全部きれいにしていけば保水力が上がるし川に稚魚が戻ってくるし、すごく景観もよくて治水もよくなる。これはぜひやっていただきたい。  高浜源湯の横ももちろんやっていただけるという話だったんですけれども、古川もぜひやっていただきたい。地元ですけれども、地元としてではなく、保水力を高めるためにぜひやっていただきたい施策だなというふうに思っております。  したがって、中小河川でもばかにしないで、鰻沢でも常に取っている。常に取っていることによって諏訪湖へも流れ込んでいかない、環境にもよくなるということで、河川の堆積物除去というのは非常に大切だと思うので、パトロールしながら少しでもあったら取っていく、これが大事だと私は思っておりますので、その辺はお願いして終わりにしますけれども、今諏訪湖の話が出ました。  諏訪湖は既に堆積物が1メートル以上堆積していると言われております。諏訪湖の保水力を高めるためにも究極の願いは諏訪湖のしゅんせつの再開が急務だと思っております。町長の考えをお聞きしたいと思います。 ○議長 町長。 ◎町長 諏訪湖のしゅんせつ、このことにつきましては、いわゆる浄化と、それから治水と利水と、こうした観点・目的、そういうことから昭和44年から平成14年まで実施をされてきたというふうに承知をしております。  水質改善効果が見られて、アオコの発生が減少してきた。そうした一定の効果もありましたけれども、いわゆるしゅんせつ土の処分先、これは大変確保が難しいところもあるというようなこと。  それから、しゅんせつに対する費用対効果、その判断が困難という指摘を長野県公共事業評価監視委員会、このところで受けて平成15年から取りやめになったと、中止されたというふうな、いわゆる過去の経過があるということでございますけれども、町としましても県の決定事項でもありますので、それは理解をするところですけれども、諏訪湖のことに関しましては、先ほどもちょっと触れました水位上昇、これを抑えるという治水の観点、こういうところからも場所によってはしゅんせつもする必要がある箇所というのが出てくるんじゃないかなというふうには思っておりますので、今後そういった観点からも注視をしていきたいとは思っております。 ○議長 林議員。 ◆林議員 諏訪湖のしゅんせつでは、亡くなられた浜県議が一生懸命運動していました。私もそれに感動しまして応援していたわけですけれども、何しろ諏訪湖浄化に対しては本当にしゅんせつが一番だと私は思っておりますし、その辺は町長にはもう少し、県の考えだけではなくて町長自身も、どうしてこれだけ堆積物が諏訪湖に固まって、1メートルも上がっているのかというのをよく認識していただいて、ぜひ諏訪湖しゅんせつの行動を起こしていただければなというふうに考えているんですけれども、どうでしょうか。 ○議長 町長。 ◎町長 先ほどちょっと触れましたけれども、諏訪湖の長い歴史からいくと堆積物が増えるといいますか、堆積していくというのは自然の摂理の中でも行われていることということは、先ほどもちょっと申し上げましたけれども、それと今現在我々が暮らしている中での安心・安全といいますか、快適に暮らせる場所諏訪湖というところでは、必要に応じては、そうした今も申し上げましたけれども、しゅんせつも大事であるし、我々人間だけが諏訪湖を所有しているわけではない。  そこに暮らしている生物も含めて、昆虫も植物も全ての生き物がここで暮らしているという視点で、必要なところで我々としても、人間としても暮らしの中で必要な場所があれば、しゅんせつも当然必要であるという認識は持たせていただいておりますので、別にしゅんせつが駄目だとか、しゅんせつなんかしなくて自然に任せて、諏訪湖がなくなったらなくなったでいいと、ただそれだけに流された考え方というか思いではないことは御理解いただければと思います。 ○議長 林議員。 ◆林議員 分かりました。自然の摂理に全て任せていたら人間の住む世界はなくなってしまう。そういうことも思いますので、よろしくひとつお願いいたします。  治水に対しては最後に、砂防堰堤の強化をどのように考えるかということですが、大沢川砂防堰堤工事の進捗状況や東山田の沢の堰堤、他地区の堰堤状況などの現況と今後の予定をお聞きしたいと思います。  堰堤は土砂が埋まるなどして経年的には機能が劣化してくると思います。いつも管理することも大切ですが、どのようになっているんでしょうか。 ○議長 建設水道課長。 ◎建設水道課長(北澤) お答えいたします。砂防堰堤の強化という部分では、最初に大沢川の砂防堰堤ですが、本年度は工事用道路のほうの整備の最終的な段階まで来ていまして、目標としては来年度には本体工事に着手したいということで建設事務所から伺っております。  それから、東山田の砂防堰堤の関係です。これは最後に出てきた土砂が埋まるなどして経年的には機能が劣化してくるという部分ですが、一般的な砂防堰堤の考え方としましては、満砂になることで逆に上流側の勾配が緩やかになって、砂防堰堤としての土砂流出効果というものが機能として出てくるということになりますので、砂防堰堤が埋まっているから機能が発揮されないということではなくて、そこは見越した土砂流出の計算をされているということで、一般的な管理という意味では適正な管理が行われているということで町のほうも理解をしております。  他地区の堰堤につきましても同様な状況でありまして、随時建設事務所によりパトロールはしていただいているところですが、適正な管理ということでは、先ほどお話ししましたように、一定程度土砂がたまることを見越した設計になっているということで御理解いただきたいと思います。以上です。 ○議長 林議員。 ◆林議員 全て埋まってしまうと本当に機能が完全になくなってしまうので、ぜひそういうものはパトロールしながら、やはり除去も考えていかなければならないと。私は砂防堰堤をかなり造ってまいりましたので、ぜひそういうことも加味していただきたいなと思います。その質問はこれで終わりにして、次に移ります。  各種協議会・団体における高齢化と運営状況並びに住民コミュニケーションのこれからについてに移りたいと思います。高齢者クラブ連合会の解散、ボランティア連絡協議会の解散、諏訪交通安全協会下諏訪支部の高齢化、また観光協会の組織の在り方など、今まで町にとって重要な組織の運営が困難な状況にあると思っております。多様化や時代の流れだけでは理由づけできません。各種団体のこれからの方向性と町の関わり方をお聞きしたいと思います。  まず、高齢者クラブ連合会やボランティア連絡協議会の解散の経緯と町の関わりはどうであったのか。また、それぞれの目的、役割をどのように引き継いでいくのかをお聞きします。また、諏訪交通安全協会下諏訪支部の高齢化と、それに対する対策は考えておられるのでしょうか、お聞きしたいと思います。 ○議長 保健福祉課長。 ◎保健福祉課長(小松) 私からは、高齢者クラブ連合会とボランティア連絡協議会について申し上げます。まず、下諏訪町高齢者クラブ連合会につきましては、昭和38年に地域内の仲間づくりや親睦交流を図り、広く高齢者の福祉増進を図ることを目的に、各地区の単位高齢者クラブの連合団体として組織をされ、マレットゴルフなど健康づくりのための活動や福祉施設へのタオル贈呈などの奉仕活動、独り暮らしや寝たきりの会員の慰問などの友愛活動など、様々な活動を行っていただきました。  また、町内高齢者の代表として、町の高齢者福祉計画策定委員をはじめとする各種委員としての参画や、敬老の日に合わせて小学生からのお便り贈呈をお受けいただくなど、町の各種事業へ御協力をいただいておりました。  しかしながら、会員数の減少と役員の成り手不足から地域の単位高齢者クラブが減少し、平成30年度末の解散総会をもって長い歴史に幕を閉じることとなりました。  町では、高齢者クラブ連合会の解散を受け、これまで行ってきた補助金制度を見直し、地域社会との交流や社会奉仕活動などを通して広く高齢者の福祉増進を図るための活動を行っているクラブ、団体に対して補助金を行うこととし、また、役員の成り手不足の一因とも考えられる町事業への協力依頼などについても負担とならないよう見直しを行いました。  解散の翌年度は16団体、令和2年度と本年度については24の団体の方に補助金を活用いただき、自主的な活動を進めていただいております。また、各団体と年間1回から2回ほど町を含めた意見交換の場を設けさせていただいており、これまで高齢者クラブ連合会が担ってきた町内高齢者の意見集約の場として活用させていただいているところであります。  今後とも高齢者団体の皆様の負担とならない形での活動支援や事業協力が図れるよう努めてまいりたいと考えております。  次に、下諏訪町ボランティア連絡協議会につきましては、平成3年に町内で活動するボランティア団体により設立され、町社協と連携しながら各種講座の開催や先進地への視察、各団体の情報交換の場として、その役割を果たしてきました。  一方で、ここ数年は役員の成り手がいないことが課題となっており、団体へ行ったアンケート結果なども考慮し、令和2年度末をもって解散することとなりました。  社協では、ボランティア連絡協議会が主として実施をしてきました「昔の遊びで盛り上がろう」ですとか歳末バザーなどの行事に対しては、各団体が積極的に御参加いただいていること、また解散に至った経緯が役員の成り手がいなかったという明確な理由があったことを踏まえ、令和3年度から役員を置かない連絡会として社協主導による新たなボランティア活動推進委員会を組織いたしました。  この推進委員会では、各ボランティア団体のほか、より活動に参加しやすいように個人のボランティアの参画も促すなど、よりフラットな話合いの場として再構築されるとともに、ボランティア連絡協議会で実施していた事業を一部継承し、各種行事への参加調整や情報交換の場として、今後においても新たな役割を担っていただけると考えております。 ○議長 建設水道課長。 ◎建設水道課長(北澤) 私からは、諏訪交通安全協会下諏訪支部についてお答えいたします。同会の平均年齢は70歳台と高齢化が進んでおり、現在22名の方で活動いただいております。  こうした高齢化に伴い、将来の活動、組織の存続に対し、支部の皆様からも不安の声があり、会員確保に向け本年10月に役員の皆様と協議を行った経過がございます。  町といたしましても、交通事故防止を推進する上では大変重要な役割を担っていただいている団体であると考えており、まずは会員確保に向け、12月17日付でチラシの全戸配布を行い、しっかりと住民への周知をするとともに、町ホームページを活用した募集を行うなど、まずは会員の確保に努めてまいりたいと考えております。以上です。 ○議長 林議員。 ◆林議員 今まで住民ニーズを捉えるために連合組織がうんと大事だったんですけれども、今お聞きすると、各団体と意見交換をしている、またボランティアも個人も入れた中で社協さんを中心に一生懸命やられていることで、組織再構築、できないから仕方ないのかなと私も、役員の成り手不足というのはどこでも町内会でもみんなそうなんですけれども、なぜみんなこんなふうに役員をやりたがらなくなってしまったのかなというふうに思っております。残念なことですけれども、個人個人の考え方、そういうものに起因しているんだろうと思うんですけれども、もう少しみんなのためにというふうに立ち上がってくれる人がいるとうれしいなと思っておりますが、そんなことで再構築はしなくても。  交通安全に関しては、非常に重要な役割を持っているというのは私もつくづく思っておりまして、ぜひ若い人が入ってくれることを祈っている次第でございます。消防団もそうなんですけれども、ぜひ若い人が安全に対して興味を持っていただくことを心より願っているところであります。  次に、下諏訪町の補助金の対象組織である観光協会の会長職というのは不適切であると考えて青木前町長は職を退きました。当時、議員も観光協会の理事でありましたけれども、退いた経緯があります。今回、観光協会の会長に就任した経緯と考え方を町長にお聞きしたいと思います。 ○議長 町長。 ◎町長 下諏訪観光協会の会長に就任した経緯と、それから考え方、このことにつきましては、令和2年度に当時の河西観光協会長さんをはじめ観光協会の理事の皆様から、今後の観光協会の事業推進体制、このことについての御相談がございました。  その中で、これまで観光協会員が推進をしている宿泊部会、またまち歩き部会、こうした四つの部会について、実際のところ観光係の職員が中心となって三角八丁など各地のイベント、また観光パンフレットの製作などを進めてきているところで、観光事業者の廃業、また高齢化も相まって、部会としての活動というのが難しくなってきたというようなお話でございました。  また昨年、私が町長に就任をさせていただいて、稼ぐ観光の推進ということを行っていくに当たって、観光振興局内に観光推進部をつくらせてもらって、これまでの誘客宣伝を中心としていた活動から、具体的に観光資源を活用しての旅行商品の企画、開発、実施、そういうことで地域の観光事業者とともに観光推進・振興を行っていきたいというふうにも自分も考えているところがございました。  そのような状況、経緯の中で、河西前会長さんのほうから町長に就任していただけないかと。観光協会の事務部分も町産業振興課内に移ったということもあってという、そんな中での御相談がございまして、観光協会の観光誘客の事業推進の部分との協力という中で、観光推進部の稼ぐ観光を実践する観光協会の観光事業者の皆さん、実際に関わっていただいている事業者の皆さんと同じ方向性を持って観光振興推進をしていくことが必要ではないかなということで、観光協会の会長を取りあえず私がお受けをさせていただいたという経過と、そんな考え方がございました。  ちょうど今申し上げました観光振興局を観光推進と、それから指定管理というふうに部を二つに分けて、実際に観光商品、旅行商品の企画等をやっていこうという、推進を大きく進めていきたいという形の中で、そうした組織改編も行われてきたということもございまして、そうした中で観光協会についても方向性と組織位置づけの在り方も少し変えていきたいなという思いもございました。  そうした今過渡期ということもございまして、一旦会長をお受けしたということでございますので、基本的な考え方としては観光協会長は、やはり行政ではなくて民間の方。これは前青木町長の考え方と私も同じでございます。民間の方々に担っていただくことが望ましいという考え方は基本的には私も変わっていないというか、前町長が考えられたことと同じでございますので、いわゆる過渡期で組織改編から新たな位置づけというふうに御理解をいただければありがたいというふうに思っております。 ○議長 林議員。 ◆林議員 事業者とともに観光推進をしていくという観点からいくと、民間活力の導入というふうな観点から見れば、これは全く時代と逆流して、考え方は反対だろうというふうに思っておりますし、やっぱり民間活力導入には事業者の代表なり直接関わっている人間が観光協会の会長になるべきでありますし、町はそれを着実にプッシュしていくべきものだと考えていて、今過渡期という話をいただきましたので、ぜひ方向性を見いだせたときには、人材育成とともに観光協会長を退いていただきたい。  これはやはり町の補助対象団体、特に観光協会は町の補助で成り立っている協会ですよね。だからそういうものにずっと町長がなられているというのは、やはりよくないことだと私も思っておりますので、ぜひ検討していただきたいというふうに思っております。  今、組織を何とかしたいという話だったので、商工会議所の懇談会の中でも観光推進をする上で組織の一体化の改革が必要なんだという声が、会頭とかみんな、会頭からも話がありました。  運営に対する方向性、では観光施策をこれからどういうふうに一体化するんだという方向性がありましたらお聞かせ願いたいと思います。 ○議長 町長。 ◎町長 先ほど申し上げましたように、観光推進部を独立させたといいますか、分けて、いわゆる町の資源を活用した旅行商品の開発造成というところに力を入れていくというかじを切ったといいますか、そういう方向性をつけさせていただいて、今活動を始めているところでもございます。  そうしたところで、そうした観光推進部、最終的にはいわゆるDMO化につながっていく。そこの中に観光協会も位置づけをさせていただくという形を一つ組織の中ではイメージ、そこをサポートし、共に進めていくんだという位置づけにしていけばというふうにも考えておりますので、方向性は持っておりますので、そこで今の観光推進部が動き始めております。  「ブラタモリ」効果もありまして、スタートを始めたところがいい形でスタートができたというふうにも思っておりますので、そうしたところをしっかり体制強化も含めて行う中で、その位置づけについても併せて考えていきたいので、議員おっしゃるように速やかにそうした民間の方に担っていただく方向性を持っていきたいというふうに考えております。 ○議長 林議員。 ◆林議員 町長からもDMO化というようなお話がありましたけれども、やはり方向性のロードマップ、これからの観光推進のロードマップというものをしっかりここで示していただいて、これから観光施策をこういうふうな機構で、こういうふうな組織で、こういうふうに方向性を持ってというようなものをぜひ示していただければと思っております。  次に、コロナ禍における住民のコミュニケーションをどのように考え、施策としてなすべきことをどのように考えるかというものに移りたいと思います。御柱祭、スポーツ関連行事や各種イベント開催の中止や延期は住民のコミュニケーションを阻害し、影響は計り知れないものがあります。  もうすぐ御柱祭開催のガイドラインが発表されるとお聞きしましたし、町長の力強い昨日の開催意思をお聞きしましたので、着実に御柱の準備が進められていると思いますが、御柱祭の開催までのタイムスケジュール、例えばガイドラインの決定や開催決定の最終判断をいつするのかなどをお聞きしたいと思います。 ○議長 産業振興課長。 ◎産業振興課長(増澤) お答えいたします。ただいま御質問のありました町実行委員会が作成するガイドラインの決定及び開催決定の判断基準、また最終判断をいつにするかという御質問でありますけれども、現在各関係機関と協議を重ねているところでございますので、今しばらくお待ちいただきたいと思います。以上でございます。 ○議長 林議員。 ◆林議員 年内には発表されるんでしょうか。 ○議長 産業振興課長。 ◎産業振興課長(増澤) 今しばらくお待ちいただきたいと思います。 ○議長 林議員。 ◆林議員 それほど難航しているということですかね。そういうふうに捉えておきます。  さて、町民スポーツ祭やスポーツ振興も縮小され、スポーツをする機会も縮小していますし、各種イベント開催も難しいものがあります。共通のガイドラインの策定や公表が必要ではないでしょうか。地区により異なったり団体によって異なるなど、役員にとっても開催決定やコロナ対策がちぐはぐになってしまいます。  危機レベルの段階的開催ガイドラインやコロナ対策のガイドラインが必要だと思います。ガイドラインに対する考え方や、コロナ禍における住民のコミュニケーションをどのように考え、施策としてなすべきことをどのように考えているのかお聞きしたいと思います。ガイドラインは随意契約のやつで頭が痛いと思いますが、これは違うガイドラインですのでよろしくお願いします。 ○議長 産業振興課長。 ◎産業振興課長(増澤) 初めに、産業振興課のほうからお答えをさせていただきます。共通のガイドラインの策定や公表につきましては、御柱祭に関しては、御柱祭下社三地区連絡会議などが発表いたしました御柱曳行に関してのガイドライン、こちらと、これから町実行委員会が策定をいたしますガイドラインにおいて、有料観覧席のお客様や町実行委員会の関係者に対して感染防止対策の周知及び徹底をしていくこととなります。  また、三角八丁などのイベントに関しましては、11月25日以降から適用となっております県の新型コロナウイルス感染症対応方針の基本的方針に基づきまして、イベント開催前に参加者への接触確認アプリのインストール、こちらを促すことや、感染拡大防止のため必要に応じて参加者名簿の作成などにより連絡先等を把握することなど、イベントを開催するに当たり必要な基本的な感染症対策の取組等を実施する必要がございます。  そのほか、イベント等の規模に応じて主催者が感染防止安全計画、こちらを作成し、感染防止策等を記載したチェックリストをホームページ等で公表することとなっております。  世界に目を向けさせていただければ、新たな変異株が発生し、今後の感染拡大にも予断を許さない状況ではありますが、イベントごとに本来の目的や事業の成果が達成できるか、住民同士のコミュニケーションが円滑にできるかなどを事前に検証するとともに、コロナ禍での感染防止策の周知と徹底が図られるよう、主催者等が責任を持って対応できることが望ましいと考えております。 ○議長 教育こども課長。 ◎教育こども課長(樫尾) お答えいたします。私のほうからは、スポーツに関わる催しの関係でお答えさせていただきます。これまでにスポーツに関わる催しの開催に当たりまして、町独自でのガイドラインは設けておらず、国・県の示す対策やガイドラインに準じて対応してきたところです。  下諏訪レガッタ、町民スポーツ祭など各行事ごと、その時々の感染状況などを鑑み、主催者側の役員間で協議し開催の可否を決定してきていただきました。主催者側の決定における御労苦はあったかと思いますけれども、必要に応じて町としても情報提供などで協力をしてまいったところでございます。  下諏訪レガッタにつきましては、職場の同僚であったり地域の仲間であったり家族であったりと、様々な団体でこれまで御参加いただいており、中止の判断は命を守るための判断とはいえ、住民の間のコミュニケーションを深める機会につなげられなかったこととなり、非常に残念に感じているところでございます。  ただいま産業振興課長より、長野県新型コロナウイルス感染症対策方針に基づくという答弁がございましたが、スポーツに関わる催しについても同様に考えておりまして、住民同士のコミュニケーションづくりに資するということが大事だという視点は重視しながら、多くの町民の皆様に安心してスポーツを楽しんでいただけるような場を提供できるよう、事業を進めてまいりたいと考えております。以上です。
    ○議長 林議員。 ◆林議員 産業まつりも、ちょっとコロナ禍の中で開催されて好評を得たと。あのときにも主催者が責任を持ってというような形になりました。この主催者が責任を持ってという、これが大変だなというふうに思っているんですよね。やはり主催者はどうやって責任を取るんだということになっちゃうんですよ。  では町は県の方針そのままうのみなのか、下諏訪町のコミュニケーション力をどういうふうに維持していくのかというのをどういうふうに考えているのかというのをぜひお聞きしたいし、役員の成り手なんかどんどんなくなっちゃいますよね。主催者が責任を持ってと言われたら私だって嫌ですよ。  だから御柱祭もそうなんですけれども、主催者が責任を持ってということではなくて、やはり共通のガイドラインというのは持っているべきものではないかなというふうに思っていて、それが県の指針が、もうイコール町の指針であるというんだったら、それをしっかりと皆さんに提示して、町は独自なものを持っていない、県の方針に従うんだよというようなことでいいのかどうなのか。  その辺、町長がトータル的に最後に締めていただいて、産業まつり開催などに対して町長も補助金を出しているわけですから、ぜひ責任を持ってやるのに、みんな役員が責任を負うなんていうことは、これはナンセンスだと私は思っているので。責任の取りようがないじゃないですか。  そういうことに対して、町長はコミュニケーション力をこれからどうやって維持していくのかについて論じていただきたいと思います。 ○議長 町長。 ◎町長 今まで課長のほうで答弁を申し上げましたように、基本的には県が対応方針という基本を打ち出しているわけでございます。それも町も当然そうした県の対応方針を基本として様々な新型コロナウイルスワクチン対応、そうしたことも全て、そうした基準にのっとってさせていただいているということでございます。  各種イベント等は、それぞれのイベントを企画し実施する方たちの目的やら思いやら、そういうものがあるわけでございますよね。だから、その目的に応じてこういう対応をしていく、そういう中で集まっていただいた方々に楽しんでいただいたり、議員おっしゃるようにコミュニケーションをしていただく、こういう形になろうかと思っております。  ですので、それぞれ様々な考え方と目的を持って、目標を持ってやっているイベント等、産業まつりもそうですけれども、町も当然そこに無関係ということではなくて、それは各種団体、町も今までお願いしてきたそうした団体の皆さんもそうですし、そういうところに町が一切関わりませんという話ではなくて、共々にやっていく中に仕掛けをする、また実際にそれを運営する立場の方々の基本的なスタンス、それは開く側の方が持っている思いもございます。  そういう覚悟を持って人を集めるといいますか、催しを主催するわけでございます。そこのところが軸になることは間違いないわけです。その軸になることの基が、基本的に長野県の新型コロナウイルス感染症対応方針というような大きな大どころでもって、県全体としても示していただいているわけですから、そこに当然、自治体である町もつながっている。  そういう関係性はしっかり持っておりますので、実際に行うことについては、今申し上げましたような目的やら、それぞれに応じた対応方針、ガイドラインを持って実施をいただくという考え方、視点で行っていただくということで、私のほうでもそうした考え方を持って臨ませていただいているということでございますので、その点御理解いただければと思います。 ○議長 林議員。 ◆林議員 以上をもって質問を終わらせていただきます。 ○議長 お諮りいたします。暫時休憩にしたいと思いますが、御異議ございませんか。              (「異議なし」の声) ○議長 御異議ございませんので、暫時休憩といたします。ただいま10時52分であります。再開は午前11時5分を予定いたします。            休  憩  午前10時52分            再  開  午前11時05分 ○議長 ただいま午前11時5分です。休憩前に引き続き本会議を再開いたします。  それでは、質問番号6番、質問事項 観光施策について、健康ステーションについて、移住定住の実績とこれからの可能性は、赤砂崎公園の活用について、議席8番、大橋和子議員、質問席にお着きください。 ○議長 大橋議員。 ◆大橋議員 おはようございます。質問番号6番、議席番号8番の大橋和子でございます。  それでは、通告に従いまして質問させていただきます。私が38年前に下諏訪に嫁いだ際には、パンフレットに下諏訪町は精密工業が盛んで諏訪湖があり、富士山やアルプスが見える、まさに東洋のスイスと書かれていました。最近、昔の写真を大増旅館で見つけましたら、江戸時代の主要街道であった中山道と甲州街道の分岐点で、温泉豊富な宿場町として栄え、後には製糸の町として、戦後はオルゴールや時計を中心とする産業の町として躍進してきたと書かれていました。  昭和33年7月1日付の人口は2万7,500人となっておりますが、現在は人口2万人以下になっております。明治40年には英国大使の代理大使ですね、スイス公使の奥様が来町しています。明治45年頃は下諏訪遊郭があり、写真には木戸の門が入り口についていました。大正・昭和には、花柳界は製糸王国の岡谷が多くの方を下諏訪に連れてきまして、当時百数十人の芸者がいたそうです。ちなみに大増旅館にも芸者さんの写真ですとか古いトウ製のソファーベッドのような家具があります。昭和初期の諏訪大社を中心に、御柱祭では人々の大にぎわいの写真もありました。戦後は目覚ましく発展し、下諏訪は今や精密工業に加えて観光の町、移住定住の町へと変わっています。  そこで、観光施策について質問いたします。町長の観光施策は、コロナ禍において観光消費額等で腰砕けの感がありますけれども、新たに考えている施策はありますでしょうか。 ○議長 町長。 ◎町長 最初に申し上げますけれども、腰砕けという表現、腰砕けというのは国語辞典をお調べいただいているかどうか分かりませんけれども、物事が途中で駄目になり後が続かなくなることというのが腰砕けという言葉でございます。私、スタートで、ここで1年というところでございまして、1年で結果を出すというお話は一言も申し上げてございません。その辺のところを御承知おきいただいて、お話をさせていただきます。  観光振興局の観光推進部では、地域プロジェクトマネージャーであります井上健太観光振興部長が中心となって、コロナ禍においてお客様の感染防止策をしっかりと徹底した上で、星ヶ塔遺跡ツアーをはじめ、3種類、四つの新たな観光体験プログラムの企画及び実施をさせていただきました。  今後は観光振興部の体制強化を図る中で加速推進をしていくということで、一つそうした基盤ができてきたかなというふうに感じておるところでございますので、引き続きそうしたところから推進をしていきたいというふうに思っております。  新たに考えている施策としましては、令和4年度に観光振興局の旅行業登録を、隣接市町村のみの旅行商品を取り扱うことができます地域限定旅行業から、国内の旅行商品を取り扱うことができるようになります第2種旅行業への変更を行っていきたいというふうに考えております。  下諏訪町観光振興局の旅行業登録、これを第2種旅行業に変更することによりまして、星ヶ塔遺跡ツアーをさらに発展させた縄文といったことをテーマとした旅行商品造成が可能となり、親和性の高い地域であります茅野市また富士見町、山梨県、長和町等々の組合せをした旅行商品を展開することも可能になるわけでございまして、旅を深め顧客の裾野を広げることができるということとともに、地域の観光事業者並びに旅行業事業者、そうした方々との連携をしての収益確保、こうしたところへ取組を強化していきたいというふうに考えてございます。 ○議長 大橋議員。 ◆大橋議員 今のお話で現地の旅行会社、要するにここの地域の旅行会社と一緒に連携ということをお聞きしましたので、安心したところです。難しい状況にあるのは重々承知しておりますが、地域のためにも観光客にとってもいい形になるように期待しております。  次に、コロナ禍が収束せず、南アフリカなどで確認されたオミクロン株による再感染のおそれがある特殊な環境の中ではありますが、御柱祭による観光誘客は重要です。どのくらいの来町数と観光消費額を見込んでいるのでしょうか。 ○議長 産業振興課長。 ◎産業振興課長(増澤) お答えいたします。前回の下社御柱祭の来町者数としての人出情報につきましては、下社山出しは46万8,000人、下社里曳きは46万1,000人となりまして、合計92万9,000人となっております。また、平成28年度広域観光振興調査によりますと、観光消費額は、上社・下社合わせて161億6,000万円となっております。  今回の御柱祭に関しましては、コロナ禍における特殊な状況下であるため、現段階におきましては各団体策定の新型コロナウイルス感染防止対策ガイドラインなどの周知徹底を図り、一定のルールの下での限定的な観光誘客となり、人出情報や観光消費額も減少となることが推測されております。  したがいまして、一定のルールを守った上でお客様に御柱祭を楽しんでいただけるよう、山出しの有料観覧席などを活用した宿泊事業者や観光事業者と連携する中で、限定的であっても確実に観光誘客に努めてまいりたいと考えております。以上でございます。 ○議長 大橋議員。 ◆大橋議員 地域経済を左右するものなので、対策等の準備が多々あると思いますが、定められた業務を徹底するとともに、誘客に専念をお願いいたします。  次に、再三聞く言葉ですが、「ブラタモリ」の影響でにぎわう星ヶ塔のツアーですが、星ヶ塔遺跡にこれからどのように投資を考えますでしょうか。  例えば道を歩きやすい環境にする、イタリアのポンペイ遺跡のように各観光の場所に絵と説明を入れた看板をつけておく、矢の根やの場合は、おいでやからの通路としてアーケードを設置して、雨にぬれずアクセスしやすいようにすることにより、充実した見学ルートが確保できると考えます。  周辺の個人商店を魅力的に、より観光客が関心を持ち、来てよかったと思えるような自信のある矢の根やや星ヶ塔遺跡の施策はありますでしょうか。 ○議長 産業振興課長。 ◎産業振興課長(増澤) お答えいたします。矢の根やにつきましては、星ヶ塔遺跡ツアーが好評なこともありまして、来館者が興味を持ってお越しいただけるようになっているため、展示の充実化に必要性を感じております。平成30年4月の開館から展示内容の変更をほとんどしておりませんので、ここでさらに魅力的な展示にブラッシュアップできないか検討をしております。  また、星ヶ塔遺跡につきましては、令和4年度から国史跡としての保存活用計画策定に着手をし、具体的な活用に向けた検討を始めたいと考えております。その保存活用計画に基づき史跡の整備を実施し、この検討の中では、議員から御提案ございました説明看板の設置も議論されると考えておりますので、様々な事例を参考に、よりよい整備を検討してまいります。  計画が策定されるまでは、まずは安全に見学ができるよう対策を行いつつ、現地の保全を図りながら事業を推進してまいりたいと考えております。以上でございます。 ○議長 大橋議員。 ◆大橋議員 期待しておりますので、よろしくお願いいたします。  次に、御田町商店街でクラフトビールの店を経営している方の声をお聞きしました。東京から下諏訪に来て、まずは店舗の確保をして、町からの起業支援金を50万円頂いたそうです。そこは住まいも一緒なものですから、何かお風呂がなかったので、お風呂の設置には自己資金で150万円かかったそうです。補助金はありませんでした。  東京に住んでいる方たちだったので、バス、地下鉄など網の目のように走っておりますので、個人で車を持つ必要がありませんでした。初めは下諏訪での交通機関は自転車を使っていましたけれども、寒いですし、子供がいるので不便で、夫婦そろって免許を取得。車も買って現在は車であちこち出かけているようでございます。  このような声に応える現状の補助金や支援策などはありますでしょうか。 ○議長 産業振興課長。 ◎産業振興課長(増澤) 現在、町のほうで実施をしております補助金制度について御紹介をさせていただきたいと思います。現状の起業創業関係の補助金につきましては、既存商店街における空き店舗を商業施設などとして活用する事業に対して、賃借料を年額の10分の5以内、42万円を補助いたします空き店舗活性化事業がございます。  また、町内に居住する個人及び法人がチャレンジ精神を持ち、初めて商業活動を行う場合などの際、既存商店街の空き店舗等を活用し、にぎわいと魅力ある商店街区の形成に寄与する場合は、店舗改装に係る経費に対して経費の10分の5以内、45万円を補助いたしますチャレンジ起業支援事業がございます。  次に、移住定住関係の補助金につきましては、新たに町内に移住定住を希望する方が空き家を購入して居住するためなどで、補助金の交付申請日前5年以内に空き家とその敷地を購入して改修工事を行った場合は、住宅の増改築またはリフォームを行った改修工事に要する経費に対して2分の1以内、50万円などを補助する下諏訪町移住定住促進住宅改修事業補助金がございます。  また、町内に居住する目的で個人住宅を取得した者に対し、住宅の取得に要した費用に対しての2分の1以内、20万円を補助いたします下諏訪町移住定住促進住宅取得事業補助金がございます。  いずれも起業創業や移住定住のお客様の状況に応じて補助金を活用する条件がありますので、町のホームページを確認していただくとともに、不明な点は町の窓口まで御相談いただければと考えております。以上でございます。 ○議長 大橋議員。 ◆大橋議員 では次に、御田町商店街や大社通りに店が構えられるように、今の補助金の拡充、大家さんとの交渉に入り、安く営業できるようにするなど、新しい補助金や具体的な支援策は考えているでしょうか。 ○議長 町長。 ◎町長 新しい補助金、具体的な支援策についてということでございますけれども、今ほど課長が答弁をさせていただきました補助金、そうしたもののほかにも起業創業に関しては、下諏訪商工会議所、また国・県、地元金融機関など補助金や支援策の活用、そうしたこと、また移住定住のための家探しの部分につきましては、町の空き家バンクの活用ですとか地元の不動産会社の御紹介というところなど、移住定住、起業創業される方々からの御相談に合わせて、そのときの町、また関係機関の支援策を御紹介させてもいただいてございますけれども、新しい補助制度のことにつきましては、そうしたニーズをまた把握させていただいた上で、今後また研究していかれればというふうに思っております。 ○議長 大橋議員。 ◆大橋議員 ぜひ細かい説明を移住者、起業者などにしていただければありがたいです。  最近、御田町商店街に新たなそば店が移転して、にぎわいを増しています。店が連続する町並みとなるような施策にしていただきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。  次に、大社のにぎわいの創出のために考えられることとして、肢体不自由者に優しいユニバーサルツーリズム等を充実させ、大社通りのにぎわいの創出などはどうでしょうか。 ○議長 産業振興課長。 ◎産業振興課長(増澤) お答えいたします。ユニバーサルツーリズム等の充実に関しましては、車椅子、また障がいをお持ちの方、高齢者など、階段や坂道などを上れない方々のために、観光体験はもちろん、誰もが買物や食事を楽しむことができる旅を提案できないかも含めて検討したいと考えているところでございます。  また、誰もが障がいや年齢に関係なく旅を楽しめるよう、ユニバーサルツーリズムを推進している団体とも協議を行い、旅行においての外出支援や入浴サポートなどにより、下諏訪へ観光に訪れる人たちにも楽しんでいただき、大社通りの坂や周辺の観光施設でも楽しめるよう、観光面においての共生社会の実現に寄与してまいりたいと考えております。以上でございます。 ○議長 大橋議員。 ◆大橋議員 ぜひ肢体不自由な方たち、多様な方たちが安心して旅を楽しめるように、ユニバーサルツーリズムの推進をお願いいたします。  先日、大町の北アルプス国際芸術祭に視察に行ってきました。国と県の補助金を活用して2014年から学習を始め、2016年4月に国際芸術祭推進を新設して、2017年に芸術祭を始めました。コロナ禍の影響で会期を延長し、1回目は2017年6月4日より7月30日まで、2回目は2021年10月2日から11月21日に実施しました。  補助、助成については文化庁、内閣府、文化芸術推進に資するという理由で長野県は負担金を出しています。2017年の実績は、延べ3,570人が関わり、出費は事業費総額約3億円、国・県・その他の補助金約8,000万円、市の一般財源約6,000万円でした。  1回目の開催収支は黒字となり、市の芸術文化振興のため実行委員会から5,700万円を大町市に寄附できたそうです。2021年の収入総額は3億3,375万円でした。黒字の政策で、すばらしい芸術祭でした。  34作品のうち幾つかの作品を御紹介いたします。まずアーケード付近の商店街には、肢体不自由の人、この子供たちのパン屋さんが数軒ありました。皆さん明るく楽しそうに仕事をして、生き生きとしていました。パンも安くておいしかったです。通路にはペルーのナスカの地上絵みたいに、鳥とか動物、幾何学模様など描かれていました。商店の入り口には台湾人の作家が絵本やはがきなどを販売していて、色とりどりの品が並んでいて、とてもかわいく、つい買ってしまいました。  次に、ウオーターランドというところがありまして、小さな大町のコンセプトを水の流れとともに表現していて、まち並みや動物、水の流れを両側に展示してありました。水と光から命の訴えを表現していました。子供さんたちには特に楽しい展示だったと思います。  次に、酒の博物館がありまして、そこを利用して酒造りを説明しながら動くモバイルアートをあちこちで音の演出とともに表現して、日本のわびさびを感じました。  海外からのアーティストの作品は全体的に色鮮やかで、とても心が躍りました。全体の展示会場が広く離れていて、インスタレーション、物を置くところなんですが、大きい作品や岩、それから船、霧、川の流れなどは、2日間ではとても見切れない状態でした。前売り券は2,000円で、当日券は3,000円でした。  おいでや、大社通り、御田町商店街、平沢町通り、赤砂崎公園、諏訪湖一周などを利用して、立地条件や広さに違いがありますが、丸ごとまねるのではなく、下諏訪の身の丈に合ったサイズで特徴ある場所や内容を吟味して計画すれば、下諏訪独自のオンリーワンの魅力を十分発揮できると思いますので、どうぞ参考にしていただきたいです。  下諏訪町も御田町商店街や大社通りにて、衣・食・遊びに関係することに満足してもらえるとともに、人を集めて活気をつけることが必要です。もうけるためには日帰りで帰すわけにはいかないです。商工会議所や議員より前々からお願いしている、国内で展開するビジネスホテルなどの誘致なども含めて、稼げる観光の施策につなげていただきたいです。  次に、健康ステーションについてです。若者から高齢者のための施策をスローガンに造られた健康ステーションですけれども、利用状況はいかがでしょうか。同僚議員から同じ内容で質問されているようですけれども、別の角度からお答えいただきたいと思います。利用者からの要望になっております。お願いします。 ○議長 教育こども課長。 ◎教育こども課長(樫尾) 利用状況はいかがでしょうかということでございます。別の角度からということでございますが、非常に難しいわけでございますが、昨日とかなり重複しますが、現在の状況についてお答えさせていただきます。  今年の5月10日に供用開始となりましたが、コロナの関係ですとかオリンピックの事前合宿等で思うように御利用いただけない状況が続きましたが、11月末までの約7か月間で延べ2,413人の方に御利用いただいております。  なお、11月末までの登録者数は513人、町内の方が448人、町外の方が65人となっている状況でございます。以上です。 ○議長 大橋議員。 ◆大橋議員 これも町民からのお話です。健康ステーションを利用している方からの感想や要望等ありましたら内容をお聞かせ願いたいです。お願いします。 ○議長 教育こども課長。 ◎教育こども課長(樫尾) お答えいたします。件数はそれほど多くございませんが、施設には御意見箱を設置し、要望等をお寄せいただく体制を取っております。利用者の皆様からいただいている御意見、御要望としましては、駐車場が分かりにくい、更衣室に鏡をつけてほしいなどの施設に関することと、利用料をもう少し安くしてほしい、夜8時の閉館をもう少し延ばしてほしい、トレーニング方法などについて定期的に指導してほしいといった運営に関することがございました。以上です。 ○議長 大橋議員。 ◆大橋議員 私のほうは、利用者から、シャワー室が欲しい、水が飲めるように提供してほしい、Wi−Fiが使える環境を整えてほしいと希望しております。様々なことがありますけれども、このようなことも対応していただけたらありがたいです。  また、岡谷の利用料は下諏訪の3分の1で、もし安くならないなら、そちらのほうに行こうかなと考えている町民も多いと聞きます。  先日、無料のマシン体験会を開催しているとのことですが、よいことだと思います。参加した方々の反応はいかがだったでしょうか、お聞きいたします。 ○議長 教育こども課長。 ◎教育こども課長(樫尾) お答えいたします。まず料金についてお答えいたします。御指摘いただいている町が3分の1というお話ですけれども、岡谷市民総合体育館のトレーニングルームとの比較のことかと思います。下諏訪体育館のトレーニングルームと同様、体育館に併設されたものでございます。健康ステーションは独立したスポーツジム的な施設であり、施設の位置づけが異なるので、料金の比較対象としては適切ではないと考えております。  料金設定の差については、同じ体育館に併設されたトレーニングルーム同士で比較しますと、1回当たり下諏訪町は270円、岡谷市は220円となっております。トレーニングマシンの充実度、運営体制なども施設によって異なりますので、利用料を一概に比較することは難しく、また料金設定が妥当かどうかについては個人個人の受け止め方も違うと思いますので、このことについては今後利用者の皆様の御意見を伺ってまいりたいと思っております。  次に体験会についてですけれども、健康ステーションでは施設の利用促進を目的としまして、未登録の方を対象とした無料のマシン体験会を毎月2回開催しております。これまで11回開催し、延べ96人の皆様に御参加いただきましたが、施設に対して多くの方々に好印象を持っていただき、大半の方に御登録いただき、その後の利用につながっております。  健康ステーションについては御存じでも、どのような施設か分からないといった方もまだまだいらっしゃると思いますので、健康ステーションに足を運んでいただく機会として、体験会については今後も継続してまいりたいと考えております。以上です。 ○議長 大橋議員。
    ◆大橋議員 今、好評だったということで、たまにはそういった無料の体験会をやって、どんどん住民が利用していただけるように、これからも行っていただきたいと思います。  住民がより使いやすくする工夫など、これからの活用推進の施策はいかがでしょうか。 ○議長 教育こども課長。 ◎教育こども課長(樫尾) お答えいたします。まず、健康ステーションについては、まだ御存じない方もいらっしゃると思いますので、町の広報誌、ホームページなどを通じた広報により施設の認知度を高め、マシン体験会などの定期的な開催により、町民を中心とした地域の皆様に施設に足を運んでいただく機会を増やしてまいりたいと思っております。さらに町の関係部局との連携により、保健指導、介護予防などの面から、また町内の事業所への働きかけにより、健康経営の面からも利用者の拡大を図っていきたいと考えております。  より使いやすくする工夫についてですけれども、利用者の皆様の御意見、御要望を伺いながら、設備の面、運営面ともに改善できる部分については改善し、皆様に施設を安心して気軽に御利用いただくため、利便性の向上に努めてまいりたいと考えております。以上です。 ○議長 大橋議員。 ◆大橋議員 高齢者というか、やはりこの方たちの求めるものは健康に生きていって、そしてという気持ちがあると思いますので、やはりこういった健康ステーションというところを利用して、健康のための何かイベントなんかも考えていただけたらありがたいと思います。  提案として、高齢者に対して、桜の季節に赤砂崎公園の桜がずっと咲いているところを見てから健康ステーションで体を動かし、そして足湯のところで体験し、そして家に送るサービスなんていうことを考えていただきますと、参加者は旅行した気分になるのではないでしょうか。満足してもらえると思います。高齢者のための健康ステーションとして生かされると思いますので、どうぞ御検討ください。  次に、移住定住の施策の件ですが、移住定住施策として行われている内容をまずお聞きします。移住定住の実績、移住者の声も併せて現状をお聞かせください。また、施策の課題をどう捉えていますでしょうか。よろしくお願いします。 ○議長 産業振興課長。 ◎産業振興課長(増澤) お答えいたします。まず、移住定住の実績につきましては、当町への転入者数は分かるものの、移住者数または定住者数につきましては全てを把握するのは不可能であるため、件数等は、申し訳ございません、つかんでおりません。  なお、移住定住関係の補助金の実績につきましては、移住定住促進住宅改修事業補助金、こちらは平成30年度が8件441万6,000円、令和元年度が9件470万7,000円、令和2年度が8件329万1,000円となっております。なお、今年度新設いたしました移住定住促進住宅取得事業補助金につきましては、現在のところ9件180万円となっております。  また、移住者の方々からお聞きする声でございますが、車がなくても暮らせる、歩きと自転車で楽しめる、ほかの町にはない雰囲気や安心感がある、飲食店や公衆浴場で聞こえてくる会話に引かれた、外食や温泉も歩いて行けるのが魅力的等の感想や、移住を決める前に季節ごとに来て暑さや寒さを体験したほうがいい、地方だからといって生活費が安いわけではないといった声もお聞きをしております。  また、課題につきましては、コロナ禍の中、県外のイベントでの移住者の呼び込みも例年どおりとはいかず、移住定住希望者の方々もなかなか来町できない状況が続いており、毎年増加しておりました移住相談件数も昨年度は減っております。移住定住に関する様々な施策を進めていくためには、ウイズコロナやアフターコロナを見据えた制度設計や、町の魅力をどのように伝えていくかなど研究する必要があると思っております。以上でございます。 ○議長 大橋議員。 ◆大橋議員 やはり移住定住に関しては、この町にとって非常に人口の面でもとても大切なことだと思います。町長から御意見をいただくことはできますでしょうか。 ○議長 町長。 ◎町長 御意見ということですけれども、今、課長がお話を申し上げましたように、本年度新たに移住定住促進住宅取得事業補助金、この制度を新たにつくらせてもいただき、また移住者のみということではありませんけれども、空き店舗活性化事業補助金、このことにつきましても補助制度の限度額を27万円から42万円に引き上げさせて、増額をさせていただいております。  当町に移住して定住をしていただくということのためには、起業創業、やっぱりお仕事も当然、暮らしていくためには稼がなければいけないということもございますので、そうした起業創業、また雇用関係ということもセットにして考えていかなければいけないというふうにも思っております。  そうした意味でも、先日もちょっとお話をさせていただいた、移住定住から起業創業へと、そうしたところにもしっかり強化をさせていただくことを進めていきたいというふうに考えておるところでございますけれども、そうした方々への補助制度の拡充また新設、そうしたことも含めまして、いわゆる町の魅力を発信させていただく中で、移住定住していただけるようにつなげていくということにも力を入れていきたいというふうに考えております。 ○議長 大橋議員。 ◆大橋議員 ぜひ町長の力を発揮していただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  これからの移住定住の施策の組立てをどうするのでしょうか。 ○議長 町長。 ◎町長 今もちょっと触れさせていただきました、昨日お話もさせていただきました新年度の新たな施策とさせていただく考え、一つ、御田町にございます旧矢崎商店、この取得を考えておるところでございますけれども、新年度につきましては、建物も結構年代を経ているところもありますので、そうしたところをしっかり調査させていただく中で、建物をしっかりと活用させていただくことで、移住定住は当然そうですけれども、起業創業へということ。  また、もう既に移住をされて、お仕事をされている方、また経営もされている方がいらっしゃいます。そうした方々と、新たに移住を希望して見える方々との情報交流、情報交換。また、そうした定住しようとされている方の情報発信。そうしたものを一つの拠点化することで、容易に顔も見られるし情報も取れるしみたいなところという場所にも考えていきたいですし、昨日もちょっと御説明させていただきましたけれども、建物内部、かなり凝った造作をされているところもございますので、建物の中を見ても楽しいところもあったりする。また、外から見ていただいたところでも、いわゆる看板建築と呼ぶ建築史上でもちょっと珍しい造りということもございますので、そうしたところでは観光という視点でもつながっていけるのかなというふうにも思っております。  そうしたことについて、いわゆるこれからどういう活用ができるか。様々なアイデアも、お話を耳にもしているところがちらほらございますので、そうしたものをどういう形でまた御意見をいただいたりアイデアを出していただくか。いずれにしても、そうしたことも検討させていただきたいというふうに思っております。  そんな中で、集約できるものは集約をしていくというところで、民間の皆さんのお力も大いにいただきながら進めていきたいなというふうに考えているところでございます。 ○議長 大橋議員。 ◆大橋議員 ぜひ町長の今までの経験を生かしていただきまして、すばらしいオンリーワンの下諏訪をお願いいたします。  次に、移住政策の考えておられる新たなプロジェクトはありますか。 ○議長 町長。 ◎町長 移住政策、移住定住から起業創業へということで、旧矢崎商店、ここを取得させていただいて、それを活用する中で、今申し上げたような事業展開をしていきたい。それが移住につながるという基本的な思いを新たなことの中では考えておりますので、そんなことで御理解いただけますか。 ○議長 大橋議員。 ◆大橋議員 先日、移住定住に関わるのか、ホシスメバですね、そちらのマルシェに行ってきました。出店もよくて、水あめの業者の虎が、2センチぐらいしかなくて小さいんですけれども、よくできているなと思って買いましたら、1個1,200円しました。1,200円は芸術品だということで思えばいいのかなと思いましたが、そこで200人ぐらいの方たちがお越しになったと伺いましたが、若者向けの内容が多くて活気あるイベントだったとは思いますが、地元の高齢者も含めた交流もなされていますようですが、より活発に行われたらよいと感じましたので、次回は地元の高齢者の皆さんとも交流できるように検討をお願いいたします。  次に赤砂崎公園の活用について、赤砂崎公園を活用した新たな事業を考えないかということで、赤砂崎公園を活用した本年度の行いですね、内容と進捗状況を教えていただきたいと思います。 ○議長 建設水道課長。 ◎建設水道課長(北澤) 赤砂崎公園ということで、私のほうからお答えをさせていただきます。赤砂崎公園の利用者からは、さらなるにぎわいの創出、公園サービスの向上という声がありまして、令和元年度には民公協働による赤砂崎水辺空間活用プロジェクトを組織し検討を行うとともに、あかすなみずべテラスというイベントを開催した経過がございます。  これらの経過を踏まえまして、赤砂崎公園を含む諏訪湖畔のにぎわいを創出する目的で、砥川右岸の砥川ふれあい渚において、公募設置管理制度、いわゆるPark−PFIを活用した民間事業者によるカフェや売店などの便益施設の設置について、事業者からの意見を聞くサウンディング型の市場調査というものを行っているところでございます。  今後の予定としましては、このサウンディング型市場調査で得られた内容のまとめと講評を行い、来年度以降で指針の策定、事業者の選定へと移っていきたいと考えているところでございます。以上です。 ○議長 大橋議員。 ◆大橋議員 広いスペースを利用して下諏訪の芸術祭をBu−buですとか健康ステーション、AQUA未来を利用して、室内と屋外でのコンサートなど企画して県外からも参加を誘致し、下諏訪出身のバルカン室内管弦楽団音楽監督の柳澤寿男さんのコラボレーションですとか、落語家を呼んだり、演劇ですとか、100人の楽器と踊り子のサンバカーニバルというのがあるんですが、これもにぎやかでいいと思います。  今後の公共空間の活用や方向性の具体的施策はありますでしょうか。 ○議長 町長。 ◎町長 いわゆる町が主催者となりますイベントなどを公園などで行う予定というのはございません。赤砂崎公園では、これまでに商工会議所が主催をして行われた大相撲の諏訪湖場所がございましたよね。それからまた、民間組織によって開催をされた諏訪湖YOSAKOIということ。また、商工会議所の青年部の皆さんが企画をされたドライブインシアターというような開催を赤砂崎公園でやっていただけたというところがございます。  町としましては、そうした広い公園を活用いただいて、多くの皆さんにイベント等でも活用いただけたらありがたいというふうに思っております。  その一方で、イベントといった特別な企画ではなくて、いわゆる日常的な活用ということにも一層の魅力を図っていただけるように、カフェとか売店とか、そうしたことの誘致も行っていきたいという視点でのPark−PFIということを今、それに向かってのサウンディング調査というのをやっているところでもございますので、基本的には公園に遊びに来る皆さんにとって、いつでも楽しめる、また憩える、またそうした場所、お話があったようにイベントでも活用できるということの中で、そうした人を集めることができやすい、そうした環境というのをしっかりと整えていきたいと思っております。  もし具体的にイベント等の開催要望とかがございましたら、またぜひお聞かせをいただきまして、可能なことは御協力もさせていただきますので、事前にお話をいただければありがたいなというふうにも思っておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長 大橋議員。 ◆大橋議員 駐車場があったり、そういったことがやはり必要としてはカフェだとか売店とか、そういったのがあればとてもいいことだと思いますので、またその土地を借りる人たちから料金を集金して町の予算になれば、それもいいのかななんて勝手に言ってすみません。  それで、あと全国ネットで募集公募するということは、移住定住のきっかけになると思います。町民から要望もありましたのでお伝えしておきますが、八ヶ岳、富士山など景色が見えるすばらしい場所があって、そこのところに案内看板を設置してもらえると、こっちは富士山が見えるところですよ、こっちはすごくいい写真が撮れるところですよと言っていただくと、すてきな写真が独り占めできるので、来た観光客の方たちは、自分だけこんなことが味わえたという、そういう喜びを与えるのではないかと思います。  このコロナ禍で世界が大きく変わっています。情報がたくさん手に入る便利な時代になりましたが、反面、物足りない感が旅人の心にあるというふうに町民からお聞きしました。旅人に意図的におもてなしをするのではなく、自然な形で交流、ふれあいを、町民自ら観光客に対し素朴に話しかけることは旅人にとっての新発見であり、満足度の向上につながると思います。  小さなおもてなしの町下諏訪運動なんていうのを私は提案いたしますので、これで私の質問を終わらせていただきます。 ○議長 お諮りいたします。暫時休憩としたいと思いますが、御異議ございませんか。              (「異議なし」の声) ○議長 御異議ございませんので、暫時休憩といたします。ただいま午前11時53分であります。再開は午後1時30分を予定いたします。            休  憩  午前11時53分            再  開  午後 1時30分 ○副議長 ただいま午後1時30分です。休憩前に引き続き本会議を再開いたします。  一般質問を続行いたしますが、議長が所用のため、代わって副議長が議長を務めさせていただきますので、御協力をよろしくお願いいたします。  それでは、質問番号7番、質問事項 温泉事業経営戦略について、町資産活用について、これからの教育について、行政改革について、議席6番、岩村清司議員、質問席にお着きください。 ○副議長 岩村議員。 ◆岩村議員 質問ナンバー7番、議席番号6番、岩村清司でございます。  まず、温泉事業経営戦略についてお伺いします。考え方として、温泉事業に関して温泉があるということで町の総資産が減っている。これは打算的に数字だけ並べるとの話です。まず温泉使用料は1か月1万4,290円。下水料金が2か月で7,601円です。1か月に換算すると1万8,090円の負担になります。この高額の使用料金をエコキュートとか灯油ボイラーにおきますと、電気代、灯油代、それから下水道料金、水道代、アバウトに計算しますと8,090円と仮定すると各戸で1万円が温泉にかかるお金です。これはアバウトですから8,000円かもしれないが、この後の計算式を楽にするために1万円と仮定しました。  豊かさとの引換えに毎月1万円が損失している計算です。現在の1,468口掛ける1万円掛ける12か月、1年間に1億7,000万円、10年後には約10億7,000万円、20年後には約21億4,000万円の町民の総資産が減るということです。  つまり、このぜいたくな温泉事業は町全体の総資産が減少していくという考え方です。そういう見方も考慮する必要があると思います。決して私は反対するわけではありません。温泉が欲しくても温泉が各戸に配湯できる町など皆無ですから、これは本当に町の財産だというふうに理解していますし感謝もしています。  それでは本題に入ります。温泉事業経営戦略を検証する中で、持続可能な温泉事業に必要なことはということで、令和4年度から令和13年度の計画書によると、収支シミュレーションによると、対策を講じない場合の令和30年の加入者件数が現在の1,468件から712件になってしまうという経営戦略の報告がありました。766件の減、47.2%の減です。対策を行った場合ということで、1,060件、418件の減、28.3%の減です。  そこにコメントがありまして、対策として1から3番がありました。加入金の改定による新規加入者の確保。括弧して年間5件を目標という形です。それから財政調整基金を設置すると。3番目に、投資的建設改良費の標準化を図るとあります。  経営戦略の現在の余剰口数は記載がないのですが、一番私は大事だと思われますが、どうして口数に関しては現況と未来予測がないのでしょうか。また現在、余剰口数は344口と聞いていますが、その計算方法及び余ったお湯はどうしているのかということに関して質問させていただきます。 ○副議長 建設水道課長。 ◎建設水道課長(北澤) お答えいたします。最初に余剰口数の算出方法につきましては、考え方として現在の井戸の状態から適正な揚湯量を定め、そこから実際に配湯している量、配湯量と言いますが、それを差し引くことにより余剰口数を算出しているものであります。  具体的には、適正揚湯量は町全体で毎分4,083リットルでありますが、湧出量、実際に揚湯している量は毎分3,395リットルであり、この差引きが688リットルとなります。口数の計算上では、分かりやすく毎分2リットルと算出していることから、688割る2で344口となっております。  次に、余剰のお湯については、基本的には源湯施設に戻ってくる仕組みとなります。高木第2源湯を例に取りますと、送り出しの温度が66度、戻りは52度に低下はしますが、戻ってきたお湯は貯湯槽に入りまして、そこから再度送り出すお湯として利用されることになります。  それから、経営戦略に余剰口数を明記しなかった理由につきましては、井戸の経年劣化や設備の更新などにより適正揚湯量に変動があるため、余剰口数の正確な将来予測が難しく、経営戦略に記載することで数字が独り歩きすることを防ぐため、経営戦略上では数字としては記載をしておりません。以上になります。 ○副議長 岩村議員。 ◆岩村議員 循環させてくる中で、余ったお湯が今循環するというんですが、私のあれだと高木のところの諏訪湖に余ったものを流して、それから高浜公園のところに湯気が上がっているから、あそこも流しているのかなという感覚だったんですけれども、それは循環させて調整しているということの理解でよろしいですか。無駄なことはしていないということですね。分かりました。  次に、以前にも質問させていただきましたが、温泉熱発電の事業化に関して研究・検討を引き続き行っていきますとあります。諏訪市の動向を参考にということで前回、話があったと思いますが、町独自で早急に町独自としても進めていただきたいなと思います。  また、この計画を見たときに、30年後には大変なことになるんだと。先ほど日本の中でも本当にまれに見るすばらしい温泉を各戸に入れる町という形の中で、何とか維持したいという、経営をしていきたいという私の気持ちからも、つまり口数を増やすということが必須条件になると思います。  そこで、隣接の岡谷市へ配湯できれば口数を増やす最善策と思うが、考えはどうかということで、当然岡谷市のほうで希望があればの話ですけれども、そちらのほうの対策、以前にも質問しましたけれども、再度どうでしょうか。 ○副議長 建設水道課長。 ◎建設水道課長(北澤) お答えいたします。温泉事業につきましては、下諏訪町独自の事業として取り組んできた経過、また加入者に費用面の御負担をいただき行ってきた事業であり、配湯に関しては町内での加入者増加を促進していくというのが従来からの町の考えとしております。  仮に岡谷市へ温泉を配湯する場合については、圧力の低下や温度の低下、こういったことによりまして現在の施設では能力不足が予測をされることから、岡谷市側に新たに配湯センターを建設し、さらに町内の既存施設のポンプを能力のさらに高いものに入れ替える、また岡谷市地籍への配湯管の敷設など対応が必要になってまいりまして、そういった一連の費用負担など大きな課題がございます。  したがいまして現時点では、御利用いただいている町内の皆様への安定的な供給を第一に考え、また町内におけるさらなる利用拡大を目指し事業を進めてまいりたいと考えております。以上です。 ○副議長 岩村議員。 ◆岩村議員 現在344口が余っているという形の中で、非常にもったいないと思います。ぜひ岡谷市さんに投げかけながら、そちらのほうの計画も準備していく必要があるというふうに思います。よろしくお願いします。  続きまして、町資産活用についての項目に入ります。赤砂崎エコタウン構想についてですけれども、令和元年に赤砂崎用地にかかる市場調査及び宅地造成分譲事業構想策定業務が宅建業者会下諏訪分会において行われました。その後、進展及び方向性はあるのでしょうか。 ○副議長 総務課長。 ◎総務課長(河西) 私からは、進捗の状況についてお答えをいたします。赤砂崎用地のエコタウン構想にかかる検討を進めるに当たりましては、お話にありましたとおり、令和元年度に町土地開発公社が町内及び近隣市町村の不動産取引状況や赤砂崎用地の活用方法を提案いただくということを目的に、諏訪圏域の不動産取扱業等に見識のある諏訪地区宅地建物取引業者会下諏訪分会に、赤砂崎用地にかかる市場調査及び宅地造成分譲事業構想案策定業務を委託しまして、諏訪圏域における宅地造成にかかる市場調査結果の報告や分譲計画案、その他利活用方法等について御提案をいただきました。  この業務と並行して、公・民・学が連携してまちづくりを検討する組織として、長野県により設立されました信州地域デザインセンターに御協力をいただき、利活用の検討を進めているほか、国土交通省により開催された官民連携によるサウンディング事業に参加をし、各分野の民間事業者の意向や全国的な社会情勢等についての情報収集に努めてまいりました。  赤砂崎用地の利活用につきましては、従来はエコタウン構想を核とした活用方法を慎重に検討してきたところでありますが、新型コロナウイルス感染症の影響など社会情勢が不安定な中、ポストコロナを見据えた赤砂崎地区や町全体の振興や活性化も視野に入れる必要もあることから、現状ではより慎重な判断が必要な状況に変化をしてきているというふうに認識しているところでございます。私からは以上です。 ○副議長 町長。 ◎町長 ただいま担当課長からお話をさせていただきました。進捗状況ということでございますけれども、赤砂崎用地の利活用につきましては、エコタウン構想を計画したところから、状況が大きく変化をしてきているところでもございます。これはもう議員もよく御存じの状況だというふうに思いますけれども、赤砂崎公園を含めました諏訪湖畔エリアの活性化の視点で、そうした意味では構想の練り直し、また仕切り直しということも検討していかなければいけないかなというふうに考えております。 ○副議長 岩村議員。 ◆岩村議員 当初、宅建業者会として私もその企画に少々携わらせていただきました。今下諏訪の抱える問題として人口減が挙げられています。そこは約2,600坪の敷地がありまして、そこに住宅を建てていただければ当然人口増につながるというような形の中で、もろもろ固定資産もあがったりいろいろするという形の中で、住宅分譲がエコタウン構想としてすばらしいんじゃないかなという形のコメントも出させていただいています。  今、町長の話の中で、方向転換という話なのかよく分かりませんけれども、そちらのほうも、もう一度宅建業者会等にも話をしながら、町の発展のためにあそこの2,600坪を使うと。自然に関しましては赤砂崎公園がありますので、何とか財政が、資産が有効活用できるような形に持っていっていただければなと思います。  続きまして、赤砂崎公園利用の現状と利用増を図るための施策としまして、まず赤砂崎公園車中泊施設について御質問します。車中泊のお客様は、次の日に観光するために安価で泊まれる行動がしやすいメリットで車中泊を選んできていると思います。開始からの利用数の推移は昨日の答弁で83台とお聞きしました。月当たり10台から15台です。利用向上のため、少なくとも月30台ぐらいのお客様を集客するために、お客様からのアンケートを取り参考にして運営したらいいと思います。  例えば料金が3,000円では、ちょっと私も高いとは思うんです。あと要望とすれば、ほかの車中泊いろいろするとサービスがあって、たき火もできると。外へテーブルを並べてバーベキューもできるというようなところもあります。  そこら辺もアンケート等を参考にしながら、今後集客増につながるような施策を取ってもらえればいいと思いますが、現在の段階において何か問題点等ありましたらお教えください。 ○副議長 建設水道課長。 ◎建設水道課長(北澤) お答えいたします。管理面の問題点としましては、今年開始したばかりでありますので、もろもろのノウハウみたいなものをまだ集約している最中だということで御理解いただきたいと思います。その上で、ほかの公園利用者とのトラブル的なことですとか、そういった若干の課題が発生しております。我々としましては、そういった一つ一つのトラブルを解決させていただきながら、ノウハウとして吸収をさせていただいて、先ほどの御提案も含めて、さらによりよい運営を目指していきたいと考えております。以上です。
    ○副議長 岩村議員。 ◆岩村議員 車中泊に関しましてですけれども、ほかの公園等、そこもそうですけれども、車中泊禁止という看板が物すごく下諏訪町は目立つんですよね。私もいろいろなところへ行くんですけれども、あそこまで車中泊禁止にしていいものかなという問題もちょっとありますけれども、それはそれで検討課題という形で質問はなしにします。  続きまして、砥川ふれあい渚の利用計画をということで質問があったんですけれども、同僚議員の質問がありましたので割愛させていただきます。  続きまして、いずみ湖公園の活用についてお伺いします。観光振興局が販売している体験プログラムに、いずみ湖で行われるナイトカヤックというものがある。本当にいいことだと思います。利用に関しては2回開催され、20人が参加したとのことで、満足度は5と最高の評価をいただいていると報告がありました。今後大いに期待されることと思います。キャンプと組み合わせてするとか、いろいろ活用方法があり、夢が持て、ぜひ多くの人に体験できるように発展をさせてもらいたいと思います。その点に関しましてはどうでしょうか。 ○副議長 産業振興課長。 ◎産業振興課長(増澤) お答えいたします。観光振興局の観光推進部が造成をいたしました旅行商品の観光体験プログラム「いずみ湖でナイトカヤック」につきましては、11月6日、7日の両日、17時から18時30分まで開催をし、諏訪湖カヤックの方を講師に全2回、合計20人の方に御参加をいただきました。  参加者の満足度のアンケート項目では、5段階評価で最高の5点満点となりまして、子供から50代までの幅広い世代に御満足いただけたものと考えております。  今後の展望につきましては、食事やキャンプといったアウトドアを感じることができる観光体験プログラムの造成や、朝・昼・夜といった時間帯ならではの特別なものが企画できないか検討した上で、町の資産であるいずみ湖の立地と自然を生かした非日常を体験できる旅の御提案をしたいと考えております。以上でございます。 ○副議長 岩村議員。 ◆岩村議員 今いろいろと考えるということで、すばらしい企画をしていただければなと思います。  2番目に、特にテニスコートについてですけれども、私もテニスをしないものですから分からないんですけれども、あまり利用されていないという声を聞いているんですけれども、そちらに関しましてこの改修などの考えはあるんでしょうか。 ○副議長 建設水道課長。 ◎建設水道課長(北澤) お答えいたします。いずみ湖テニスコートの現在の利用状況ですが、過去5年間の利用者の推移をみると、やはり減少傾向でありまして、具体的な数値では、平成28年度に381人の利用者があったことに対しまして、令和元年度の利用者が283人ということで、比較では98人の減ということになっております。  供用を開始した平成5年度当時は周辺に全天候型のコートも少なく、またテニスブームでもあったこともあり、町内の愛好者はもちろん、町外からも合宿などで多くの方に御利用いただいた経過がございますが、ここ数年はそういった状況ではなく、またアスファルト舗装ということで経年的な劣化が進んでおり、都度修繕をしてまいりましたが、冬場の凍結などにより表層面だけでの修繕では、テニスコートとして競技や練習を行うのに支障が出ている状況となっております。  今後につきましては、テニスコートの改修も検討いたしましたが、抜本的な改修は多額の費用を要することや、そもそもテニスニーズがどのくらいあるのかといったことも含め、どのような在り方がよいか、今年度よりキャンプ場や研修の家を管理する教育こども課とも連携をし、研究を開始したところでございます。以上です。 ○副議長 岩村議員。 ◆岩村議員 それでは、今後の方向性等あると思いますけれども、そちら町長、何かお考えありますでしょうか。 ○副議長 町長。 ◎町長 私のほうからも、今、課長から答弁ありましたように、テニスコートの利用人口も減少している、テニスブームも盛り上がりがもう欠けていて、町内のテニス愛好者の人口も減っている傾向にあるということもございますので、そうした状況を踏まえる中で、関係部署とも連携をして、いずみ湖公園の今後の在り方、使用、活用、そうしたことについて研究・検討をお願いしたところでもございますので、今年度は最近新たに整備をされている県営施設等の状況を、いわゆる視察・調査をしたという報告も受けているところでございます。  私としては、時代のいわゆるブームというようなことに左右されることなく、また行政負担も抑えられるという上で、公園利用者の方にとって何が一番いいかということも考え、また、いずみ湖公園という立地と環境、そうしたこともうまく活用する中でということで、今時点では研究課題ということで、ちょっと研究をしていただいているという状況でございますので、そうしたことを踏まえての今後に向けてのことにしていきたいというふうに思っております。 ○副議長 岩村議員。 ◆岩村議員 すばらしい環境にあると思います。マレットゴルフ場があったり、いろいろ野球場ですか、広場もありますし、いろいろの夢を持って、いろいろな形の今以上の企画ができればと期待しております。  そこで、向陽高校のほうから上るのが主なんですけれども、実はあれ蓼の海のほうからも入れるんですよね。霧ヶ峰線のところに標識がない。いずみ湖入り口とか。ぜひ諏訪市にもお願いして看板等をつけてもらって、将来に備えて宣伝していただければなと思います。  続きまして、次の質問に移らせていただきます。八島高原キャンプ場についてです。まず、いつ頃から利用されなくなったのか、また要因は何かということで、私も子供が小さい頃はあそこにキャンプに連れて行き、三、四組のファミリーで使った思い出があります。ですけれども、今は使われていないということで、そちらの質問をまずさせていただきます。 ○副議長 産業振興課長。 ◎産業振興課長(増澤) お答えいたします。八島高原キャンプ場につきましては、平成16年度まで八島高原キャンプ場に近い山荘に予約受付と夜間の管理、料金の収受をお願いしてきたところでありますが、近年の山荘の利用者減少によりアルバイトの雇用等もままならないため、八島高原キャンプ場の管理ができなくなったとお聞きをしております。  平成17年度以降はキャンプ場を休止し、一般利用者はお断りしておりますが、修学旅行等の管理責任者が同行する場合については、観光係及び八島ビジターセンターあざみ館にて随時対応している状況となります。  また平成18年度からは、文化遺産活用係の自然解説やパトロールを行う自然保護指導員の皆様の休憩場所としても利用をしております。以上でございます。 ○副議長 岩村議員。 ◆岩村議員 以前、そこの土地は国から借地しているという話を聞きました。そちらのほうの契約書は分かりませんけれども、いつ頃まで契約期間があるかとか、そこら辺の縛りはどうなんでしょうか。 ○副議長 産業振興課長。 ◎産業振興課長(増澤) お答えいたします。八島高原キャンプ場の借地面積と契約期間につきましては、南信森林管理署から国有林野の使用の許可物件として、八島高原野営場敷、こちらは野営場、炊事場、釜場、便所、配水管、排水ますとなります。また、借地面積は3,607平方メートルとなりまして、契約期間は平成31年4月1日から令和4年3月31日までの3年間となっておりますが、引き続き契約延長をする予定となっております。  八島キャンプ場につきましては、自然環境への配慮をするとともに、八島キャンプ場の各施設の老朽化に伴う整備を今後どのようにするのかの検討をしていく必要があると考えております。以上でございます。 ○副議長 岩村議員。 ◆岩村議員 個人的なちょっと話をさせていただきますと、全国いろいろのところのキャンプ場を私は利用しています。道の駅等で車中泊をしたり登山口の駐車場で車中泊もしています。つまり私の今の趣味は百名山を登るということで挑戦しているんです。  そんな中で、いろいろなところへ行って料金も見たり、いろいろやっている中で、その経験から、八島高原キャンプ場について、草原で天の川を、寝っ転がり360度の天空の星を見ながらキャンプできるところは全国でもあまりないんです。やはりキャンプ場というのは林があったり何かいろいろ山が背にあったりしているんです。だから草原でそれだけのものを寝っ転がって見られるという条件はないもんですから、ぜひ前向きにそのキャンプ場が再開できるように検討していただきたいと思います。どうでしょうか。 ○副議長 町長。 ◎町長 先ほど課長が答弁をさせていただいたとおり、今そうした管理面的な部分でも少し支障があったりする中で、一応休止をさせていただいている。お借りをしておりますので、自然保護の監視員の皆様方に休憩をしていただいたり、打合せをする場所としては利用をさせてもいただいているところですけれども、借用更新もさせていただく予定にもなってございますので、今、議員のお話のようなことも含めまして、研究させていただきたいというふうに思っています。 ○副議長 岩村議員。 ◆岩村議員 すみません、ダブって聞いてしまいまして。ぜひよろしくお願いします。  続きまして、観音沢登山道整備についてお伺いします。昔、七島八島まで遠足で行った思い出がありますが、記憶に定かではないが、この渓谷を整備して学校教育の一環として遠足を企画すれば、子供たちが我が町の自然に触れることで、将来思い出として下諏訪町のすばらしさが脳裏に刻まれ、都会へ例えば就職した人にとっても自慢できる下諏訪町になりますし、また、遠足に行ったときのイメージがあって、Uターンの起爆剤にはなるでしょうと思います。  町長の言う資源を活用した稼げる観光のためにも、ぜひ整備をお願いしたいと思いますが、どうでしょうか。 ○副議長 産業振興課長。 ◎産業振興課長(増澤) お答えいたします。観音沢トレッキングコースにつきましては、観光協会及び観光係にて年に1回から2回、現地を下見し、危険箇所につきましては南信森林管理署の森林官と協議をしながら、整備できる部分は山荘やあざみ館の関係者の協力もいただきながら、都度整備をしている状況であります。  観音沢トレッキングコースにつきましては、個人で自由に楽しむことができますが、複数人で安全管理をした上でのトレッキングをしていただくようなコースとなりますので、今後、観光振興局の観光推進部の体験プログラムの旅行商品として、案内ガイドと一緒に巡るコース提案をしたいと考えております。  今後の整備につきましては、シーズンの到来に合わせて関係者による危険箇所の点検を行うとともに、最低限の整備を引き続き実施してまいりたいと考えております。以上でございます。 ○副議長 岩村議員。 ◆岩村議員 私もここ一、二年ちょっと登っていないものですから、よく分かりませんけれども、大平から登るのに古民家があって、そこら辺の道を探すのに結構苦労した思い出があるんです。そこら辺を整備しながら、看板等をつけながら、上の八島まで行ける道を、より快適に登れるように整備していただきたいと思います。  続きまして、大平、八島、鷲ケ峰、和田峠、三峰、それから二ツ山、鉢伏山への登山ルートの整備を誘客についてお伺いします。今、私が読み上げた中で、あそこだと頭の中にイメージできる人というのは町の中でもそんなにはいないと思うんです。要は、そこへ行ったことがあって歩いたことがなければ、なかなかイメージが湧かない。特に和田峠といったってイメージが、本当に和田峠に行ったことのある人も、そんなには多いと思わないんです。  下諏訪で一番高い山の三峰、あれは簡単に行けるんですけれども、そこの登山道もしっかりしているものですから、ぜひ下諏訪の町民は全員三峰には登ってもらいたいと思うんです。ですから、そこからイメージして二ツ山に行くという形、それから鉢伏へ行くという、稜線沿いの観光ルートはすばらしいものがあるんですよね、諏訪湖が見えて。二ツ山から向こうへ行くと、今度は松本平が見えるという景観があります。  このルートは渓谷があり草原があり登山ができ、バリエーションに富んだ観光登山ルートで、下諏訪町の自然遺産に相当するエリアです。登山を観光として捉え、滞在型観光を推進できる資産です。  先ほどちょっと話がありましたけれども、私のあれは旅館にて各登山口から帰り口の送り迎えをセットにした観光商品等、いろいろ企画ができます。また、トレイルラン等も面白いと思います。ぜひ町民、観光客にアピールして、町長が言う稼げる観光に結びつくと思う次第です。観光ルートとしての観光マップ等で宣伝していただきたいと思います。そこら辺のコメントはいただけるのでしょうか。 ○副議長 産業振興課長。 ◎産業振興課長(増澤) お答えいたします。御提案のコースにつきましては、御柱の里の森の中を歩く、歴史街道に思いを付せて歩く、ビーナスラインを巡り、南アルプスから中央アルプスまでの360度の景観を楽しみながら歩く、こういったものなど様々なテーマが入り交じっているので、それぞれの観光ルートで、どういった魅力でお客様にPRしていくのかということの検討が必要だと思っております。  山岳の観光ルートとして設定する場合は、先ほど議員さんからもお話がありましたが、ずっと歩いていくのか、途中までバスやタクシーを組み合わせるのか、休憩施設や宿泊施設等、どのように協力して連携できるのか。そちらも含めて協議するとともに、山に精通し、歩くことを楽しみながら安全管理を行うことができる山岳ガイドと継続した事業として推進できるのか。このようなことが重要なポイントだと考えております。  今回の観光ルートの提案については、検討する課題がまだまだ多いと思いますので、観光ルートとする場合においては、危険箇所の事前確認や最低限の草刈り整備なども行いながら、テーマ別にコースを短く区切ったルートとして旅行商品の企画・実施ができるのであれば、観光ルートとしての誘客宣伝も可能ではないかなというふうに思っておりますので、今後研究課題とさせていただきたいと思います。以上でございます。 ○副議長 岩村議員。 ◆岩村議員 ぜひ町長さんにも和田峠から三峰、三峰から二ツ山、下諏訪の境界の、ちょっと厳しいですけれども、ぜひ体力がある人に行っていただきたいと思います。  それでは次に移ります。これからの教育についてということで、学校統合をどのように考えているかということで、先日、区の役員との懇談会において、第4区の方から、少子高齢化によって児童・生徒が減少しているので、小学校1校、中学校1校とするとの提案がありました。私も同感でございますが、少子化に伴い今から計画を立てていく必要があると思います。  以前、教育長の話だと検討していないという答弁がありましたけれども、そこで、6年後の小学校入学生はほぼ予想できます。また、将来の人口動向予測からも推測できると思いますが、10年後、20年後の北小、南小での入学者数を、もし分かればお教えください。 ○副議長 教育長。 ◎教育長 入学者数って児童数全体のことでよろしいですね。本年度の児童数及び二つの試算についてお話ししながらお答えしたいと思います。  初めに、本年10月時点の各小学校の児童数でございますが、南小が588人、18学級で特別支援学級が5学級です。北小は249人で11学級、特別支援学級が2学級となっています。  御質問いただきました10年後、20年後の各小学校の児童数については、まず一つの試算として、厚生労働省の施設等機関であります国立社会保障・人口問題研究所による平成25年、今から10年前で申し訳ありませんが、の推計値からの試算ではございますが、10年後の2030年は、南小は443人、北小が188人。20年後の2040年には、南小が372人、北小が158人という試算でございまして、20年後ぐらいになってきますと南小では、現在各学年が3学級ありますところが2学級ぐらいになるんじゃないか。また、北小では各学年今2学級ありますが、1学級になるんじゃないかという数値予想が10年前に出ています。  その後、国の長期ビジョン、これは二つ目の試算になりますけれども、国の長期ビジョン及び長野県人口定着・確かな暮らし実現総合戦略等を踏まえた、下諏訪町人口ビジョンにおける目標から試算した場合がございます。これは10年後の2030年には、南小572人、北小242人。20年後の2040年には、南小582人、北小247人となることが予想され、この予測では、先ほど申し上げました本年度の児童数と10年後、20年後も大きく変わらない、そういう予測になっています。  あくまで人口推計値の増減率を基に、現在の児童数に反映させた簡易的な試算となりますが、その二つの試算がございます。以上です。 ○副議長 岩村議員。 ◆岩村議員 町民から、やはりそこら辺を心配する声もそろそろ上がっています。対策等を考えていく必要があると思いますので、ぜひそこら辺を検討課題にしていただきたいと思います。  続きまして、小中一貫校についての考えをお伺いします。最近、小中一貫校に関して各地で徐々に開校してきています。諏訪市の事例、現況が分かればお教えください。通告書にはちょっとそれを入れてありませんけれども、当町においても先を見据えて検討していく必要があると思いますので、もし分かればお願いします。 ○副議長 教育長。 ◎教育長 当町の現状について私がお話をさせていただければと思いますけれども、諏訪市の場合は近年、二つの小学校が一緒になりました。本当に子供が減ってきたことによることと、二つの小学校が一緒になると、さらに理想的だという、そんな考え方から検討してきた結果だと自分は思っています。実態が、今どんなふうに子供たちの感想や住民の感想があるかはちょっと今ここでお話しできませんので失礼いたします。  ここで本年度からを含めて下諏訪町の状況ですが、本年度からを含めて5年後の令和7年度、実際に生まれたお子さんの人数による町教育委員会で把握しております小学校学年進行表では、令和7年には南小で68人、北小が16人、それぞれ減となっておりますが、両校とも現在と同じ学級数が予想されます。  当町では、北小から社中へ、南小から下中へ、分離型ではございますが、9年通した学びの場、すなわち小中一貫に資する教育を大切にしてまいりました。これは先生方の研修会でも小中一緒にやるとか、6年生が中学校を見に行く、中学校の先生が6年生の授業をやるとか、そんなような方向でつなぎを大事にしてまいりました。  また、地域で子供たちを育てようと取り組んでいる二つのコミュニティスクールも充実しております。昨年度、小学校は両校50周年記念の年となりました。社中は40周年記念を迎えています。小学校では、10年後に開くことを楽しみにしたタイムカプセル。社中では式典の折、校長先生より、困難を乗り越えての開校であった、地域の皆様に見守られ今日がある、そのことに感謝したいとのお話がございました。また、生徒代表の方から、社中で大きく成長したことに感謝しています、学校の存続を強く望みますとのお話をお聞きしました。  現在の児童・生徒及び応援してくださる地域の皆様の開校からのお気持ちを大切に考え、当面、少なくとも10年後の2030年までは小中4校体制を継続したいと考えています。また、先ほど申し上げましたが、5年後の実際及び見通しが大きく変化した、その時点で検討等を進めていければとも考えています。  今後、地域の皆様が御参集される二つの町コミュニティスクールの総会でございますとか、各学校の学校を語る会などの折、本件に関する御意見・御質問など、お話をお聞きしていくことも今後大事にしたいと考えております。以上です。 ○副議長 岩村議員。 ◆岩村議員 北小、社中に関しましては、昭和34年頃に長地村が岡谷市に入って、岡谷市から東町等、社東町と東山田が分市して下諏訪と合併したと。その条件として2校制というものを条件として合併したわけです。そこから今、教育長が言うように歴史も相当ある中で、50周年という中で、時代も変化していきますけれども、時代の波にはやはり即応して対応していかなければいけない、行政というのはそういうものだと私は思っていますので、いいようなという言い方はおかしいんですけれども、健全な町の行政、財政になるような形で検討していただければなと思います。  続きまして、発言時間が少なくなりましたので、まず行政改革に関しましては、合併を進めるに当たって国の理由づけというか指針がありまして、第1は各自治体の自助努力を高めること、つまり行財政能力を高めるというのが1番です。  2番としては、少子高齢化への対応。一定規模を確保しないと行政運営の展開が開けない。  第3は、新しいまちづくりのチャンスだということ。市町村が持つ人材や産業、特産品、文化などの地域資産を有効に生かし、次世代に向けた地域づくりに挑戦できるチャンス。  第4は、合併こそ最大の行政改革のチャンスだということ。合併は行政サービスを落とすことなく経費を削減し財源を生み出す絶好の行政手腕とあります。  以上のことに関しまして、町長の考えはどうでしょうか。 ○副議長 町長。 ◎町長 ただいま議員が挙げられた四つのポイントにつきましては、市町村合併の目的やメリット、特にスケールメリットという大きな大事なポイントだろうなというふうには思っております。  9月議会の定例会で御答弁申し上げましたように、市町村合併が行政改革の推進に利するということについては、私も十分理解をしております。特に行政改革の推進では、市町村合併の効果の一つに数えられているということではございますけれども、市町村合併による様々なメリット、またデメリットを総合的に議論・評価、そういうことをした上で、その効果を判断していくということになろうかと思いますので、今挙げられた大きなメリットだけでは議論ができないということになるというふうに思っております。  下諏訪町もまずは自立の道を選んだわけでございますので、そうした我が町の将来像、そうしたものを描くことがまずは最優先と思います。それにまたその結果として、その先に合併ということも含めた将来が見えてくるというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○副議長 岩村議員。 ◆岩村議員 時間も残り少なくなりまして、この後、結構奥深い質問をしようと思ったんですけれども、次回にさせていただきますので、またよろしくお願いします。終わりにさせていただきます。 ○副議長 ここでお諮りいたします。暫時休憩にしたいと思いますが、御異議ございませんか。              (「異議なし」の声) ○副議長 御異議ございませんので、暫時休憩といたします。ただいま午後2時20分です。再開は午後2時30分を予定いたします。            休  憩  午後 2時20分            再  開  午後 2時30分 ○副議長 ただいま午後2時30分です。休憩前に引き続き本会議を再開いたします。  それでは、質問番号8番、質問事項 新年度予算編成について、SDGsの観点からの分別回収について、ジェンダー平等の視点から考えることについて、移住定住について、観光振興について、子どもを取り巻く環境について、議席7番、青木利子議員、質問席にお着きください。 ○副議長 青木議員。 ◆青木議員 議席番号7番、質問番号8番の青木利子です。令和3年12月議会一般質問最後になりますので、最後までよろしくお願いいたします。  さて、通告どおり新年度予算編成についてということでお聞きしたいと思います。来年の予算編成会議が開かれ、重点的に取り組む施政方針を町長は示し、起業創業支援、移住定住推進、デジタル技術による変革推進での住民サービス、人中心のまちづくりの推進など6点を掲げ、予算編成に反映するように求めたとされています。この6点についてのお考えをお聞きしたいと思います。 ○副議長 町長。
    ◎町長 新年度予算への基本的な考え方ということでございますけれども、昨日も答弁をさせていただきましたように、まずは新型コロナウイルス感染症対策ということ、それから災害復旧、そうしたこととともに、防災減災対策ということ、これらを基本的には最優先させていただきながら、私が掲げさせていただきました三つの基本理念と八つの重点施策、こうしたことを掲げさせていただいて、住みたい町、住みやすい町、そうしたことが実感できるまちづくりということで進めていきたいというふうに考えておるところで、10月13日に課長、課長補佐を対象にさせていただいて、政策会議におきまして、そうしたことについて触れさせてもいただきました。  まずは工業とともに観光の産業化を推進ということでは、下ノ諏訪宿面影整備グランドデザイン事業、これをしっかり引き続き進める中で、ここを一つの起点、拠点として、下諏訪町全体のまちづくりへ反映をさせていきたいという思いをお伝えしました。  2番目でございますけれども、次代を担う地域人材の育成というところでは、今年度予定をしておりました下諏訪未来塾、これはコロナ禍の中でまだ未着手ということでございます。ここのところ情報が出ております、平仮名の下諏訪みらい塾、これは実は公民館での講座でございまして、名前がかぶっているというところがございますけれども、せっかく公民館で始めたここでスタートする講座でもございますので、私の下諏訪未来塾、これにも連携をさせていただいて進めていこうかなと。  ある意味では、これはひょうたんから駒みたいな話でございまして、そんな意味ではちょっと情報共有が公民館のほうとうまくいっていなかったという裏話もあるんですけれども、いっていなかったというか、ちょっと共有できていなかった部分があるんですけれども、私が考えていることが偶然ではあれ公民館の講座にも反映されるということで、思いは同じ方向を向いてもらっているというのは、ある意味ではありがたいというふうにも捉えさせていただきまして、そうした連携もさせていただきたいなというふうにも思っておりますし、そうしたところにも若い方々、今町のほうでも活動を御一緒にしていただいている商工会議所の青年部の皆さんとか、そうした方々も巻き込むというか御参加をいただく中で、まちづくり人材育成という視点でも進めていきたいというふうに思っております。  それから、三つ目の移住定住を推進して活力あるまちづくりのことにつきましては、移住から定住へ、定住のためのいわゆる起業創業支援というところをしっかり推進していきたいという視点で、現在ございますホシスメバ、そうしたところの機能を充実も図り、また連携もしていく中で、施策として進めていきたいというふうに思っております。  それから安心安全なまちづくり、これにつきましては異常気象、気象による災害ということで、大雨を想定した、また雨量に見合ったことが側溝の造りにも必要になってくるということで、新設改良の道路事業につきましては、そうした視点も含めて設置をしていく、造っていくというふうにも考えておりますし、また町内における浸水箇所等の把握と、それに対する対策、そうしたことを進めていきたいというふうにも思いますし、またゼロカーボンということの視点で、ソーラーパネルまた蓄電システムということにつきましては、引き続き研究をしていただいて、補助制度としてうまく組めるかどうか、それは研究・検討していくということで考えてございます。  そして、五つ目の子育て・教育のさらなる充実で元気な声が響くまちづくりということでは、線路下の子育て支援センターについて具体的な検討を進めていきたいというふうに考えております。  また、六つ目の「元気で長寿なまち下諏訪」の構築という項目では、ここのところコロナ禍でもって健診受診率が残念ながら落ちてしまっている。これは仕方のないところもございますので、そうしたところの中で健康ステーション、健康施設も造らせていただいてございますので、そうしたものの活用を組み込んでいく中で、体力づくり、また健康づくりというところをしっかりと図っていきたい。医療費削減にもつながる、皆さんが健康で暮らせるという視点で進めていきたいというふうに思っております。  それから、SDGsを尊重し、誰もが暮らしやすく住みよいユニバーサルなまちづくりというところでは、ユニバーサルなフィールドづくりというところでございますけれども、これにつきましても今スタートしておりますグランドデザイン事業、その一つの視点として、車社会から人中心社会へというところの視点も申し上げておりますので、そんな意味では、まちづくりの中でも歩きやすい歩道、歩道の整備にも力を入れていきたいというふうに考えております。  そして、八つ目の諏訪地域6市町村の将来像の模索という視点では、今年度予定していた研究プロジェクトは、やはりコロナ禍の中で未着手になってございますけれども、いずれにしろ地域住民のサービス向上また簡略化というようなこととともに、事務の効率化、そうした視点から、まずは庁内のDXの推進ということを進めていきたいというふうにも思っております。  以上の重点施策を反映させていただくという中でのお話を申し上げまして、住みたい町、住みやすい町ということが実感できるまちづくりを着実に推進していきたいというふうに考えてお話をさせていただいております。 ○副議長 青木議員。 ◆青木議員 ちょっと前後しちゃってすみませんが、今細かいところまで御答弁いただいたんですけれども、通告の中では、今回の新年度予算は町長が初めて編成されたわけですよね。それで、どんな思い、思いを聞くのをずらしちゃったので、そこをちょっと最後にお聞きしたいと思います。 ○副議長 町長。 ◎町長 議員おっしゃるように、丸々用意ドンから始まるという意味では、令和4年度の予算が私の思いを全て最初から込めさせてもらえるというところでございます。ただいま申し上げましたように、基本的に掲げさせていただいた政策については、令和3年度、今年度の事業についても反映をしていただいているわけですけれども、より少し、今お話もそれぞれさせていただきましたように、具体的な部分の重要なポイントを申し上げたところでございますけれども、それと私もちょっと申し忘れましたけれども、観光振興という部分では、もう御承知のように「ブラタモリ」、もう何回も御質問でもお話が出ている「ブラタモリ」というところの、いわゆるテレビ番組で御紹介をいただいた星ヶ塔遺跡については、おかげさまで大盛況をいただいていた。  これについては昨日もお答えをしましたけれども、第2種の旅行業を取得することで、より拡大もして連携もしながら進められるというところで、私の第1に掲げさせていただいている観光都市下諏訪を目指してにぎわいの創生というところにしっかりと踏み込んでいきたい、これから展開をしていきたいというふうに思っております。  基本的に八つの重点施策を掲げているわけですけれども、自分の経験も含めまして、稼げる観光という端的なキャッチコピーのようなイメージ、これについてはもう一番の私の柱として進めていきたい。そういう中に旧矢崎商店も活用し、集約し、情報発信の拠点としていく、これも私が掲げているにぎわいの創生というところにもしっかりつながっていくと考えますし、つなげていきたいとも思っておりますので、そうしたことを中心に令和4年度の予算編成を基本としては考えて編成を今進めている状況でございます。よろしくお願いします。 ○副議長 青木議員。 ◆青木議員 「ブラタモリ」に出ていましたけれども、私は実はタモリさんが大好きで、第1回目から欠かさずずっと、今、百何十何回かな、あるんですけれども、本当に全てビデオで取って毎週見ています。本当に私はあのときに下諏訪が出てうれしくて、小口館長あるいは宮坂さんなんかが紹介に出て、本当にうれしく拝見させていただき、今、町長の言葉を聞いて、これが町長の稼げる観光の町につながっていくというお話に大変感動いたしました。  それでは次に行きたいと思います。通告に従いまして、おでかけ町長室についてお聞きしたいと思います。先ほども出ていましたけれども、2回実施されていると思うんですけれども、例えばこのおでかけ町長室の意見の中から、今回の予算編成につながったもの、また町長のどうだったのかという感想もお聞きしたいと思います。お願いします。 ○副議長 町長。 ◎町長 御質問のとおり、これまでおでかけ町長室というのは、先ほどの御質問にもありましたが、まだ2回しか開けていないというのが正直。今月もう1回オファーをいただいてございまして、3回目ができる予定でございますけれども、そんな状況ではございましたけれども、一回一回の内容それぞれ本当に親密なお話をそれぞれさせてもいただいたし、お聞きもさせていただいたというふうな感想、実感を持っております。  これらの中では、大きく言えばまちづくり視点、また観光の推進視点ということでの提案やアイデアなどもいただいたところでもございますし、福祉の視点でもお話も御意見もいただいたところでございますので、そうしたものは細かなところではございますけれども、反映もさせていただきたいと思っております。  思いというのは、お答えさせてもいただきましたけれども、大人数ではなくお話をさせていただいたり伺うことで、より親密に、またフランクにお話しいただけることが一番大きなポイントだというふうに思っております。  こちらも緊張もしますし、お話しいただく方も、私的にはそんなに緊張しなくて大丈夫ですよと思うんですけれども、きっとそういう立場の人に話をするというのは緊張されるんだろうなと。私は立場がどんなであれ変わらない人間ですから、いえいえという感じではいますけれども、でもやっぱりお話をだんだんさせていただく中で緊張が解けてくれば、本当にフランクにフレンドリーにお話ができると思ってもいますし、数少ない回数の中ではそんなふうにさせてもいただいてきているので、それはこれからも引き続きそんな雰囲気でお話を。  ある意味ではこんなことを言っちゃったらまずいよねとか、どうかなということも思わずに、お話をまずしていただく中で、それだったらこうだよねとか、それはこれから今後考えなければいけないねとかというやり取りにつなげていかれればいいので、そうした形でやっていきたいなというふうに思っております。これまでの形って、いいよねと私的には考えております。 ○副議長 青木議員。 ◆青木議員 今のお答えで、フレンドリーという言葉がキーワードかなと思ってお聞きいたしました。  続いて次の質問に入ります。SDGsの観点からの分別回収ですが、駅東リサイクルステーションのマナー違反について、新たな注意勧告を考えていないかをお聞きいたします。  先日、新聞記事の中で、下諏訪町3か所の資源物収集拠点のうち、特に駅東リサイクルステーションの古布収集対象外の中古靴の不法投棄が相次いでいるとの報道記事を目にしました。収集業者が処分に困り、回収した不法投棄物を町職員が分別作業を行っており、処理量も倍増しているとのことです。中古靴は今年の4月から収集を停止しているようですが、以前から回収していない布団や枕、カーペットなども多くあるという情報もあります。  こういったマナー違反に対して、町広報誌や現地に看板を設置して周知しているということは存じていますが、このほかに新たに注意勧告の方法を考えておられるでしょうか。 ○副議長 住民環境課長。 ◎住民環境課長(中澤) お答えいたします。駅東リサイクルステーションをはじめとする町内3か所の資源物収集拠点につきましては、ごみの減量の取組の一環として平成26年以降、順次設置を行い、住民の利便性向上を図ってきております。  開設の当初は1日当たり軽トラック1台程度の量を収集し運搬していましたが、多くの住民にリサイクル意識が浸透し利用が拡大したことや、大型店舗の建て替えなどの影響もあり、現在ではユニック車両を2往復する必要があるほど収集量が増えてきているといった状況であります。  収集量の増加に比例しまして不法投棄も増えておりまして、対策としまして過去に金属類などの受入れ廃止を実施しております。また、昨年度からはシルバー人材センターに委託をして、分別や違反物の持込み指導を実施しているほか、利用者により分かりやすい看板の作り替えなども実施しているところであります。  今後につきましては、さらに指導等を徹底するため、不法投棄監視員の設置拡大を行うとともに、町ホームページやごみ分別アプリなどを活用し、違反ごみの状況を掲載して啓発を行うなど、取組をしてまいりたいと考えております。  駅東などの資源物収集拠点につきましては、利用者皆様のモラルの下、成り立っている施設でありますので、不法投棄などが続く場合は施設の存続自体についても検討、見直しをしていかないとなりません。多くの町民が便利に利用している施設でありますので、一部の心ない方の行いにより継続ができないことにならないよう、引き続き対策に努めてまいりますが、利用者皆様も受入れ容器が満杯などの場合には日を改めていただくなど御協力をお願いしたいと思います。 ○副議長 青木議員。 ◆青木議員 そのとおりで、私も大体週1くらいに駅東に行っているんですけれども、休みの次の日は本当にあふれていて目に余る状況です。本当にみんなでモラルを守らなければと考えて、そこで質問しているんですけれども、今あらゆることにSDGsの観点から考えることが大切だと考えられています。例えばコンビニの有料レジ袋は原料が環境に配慮され、サトウキビから作ったプラスチックが25%以上使用されているといった環境保全に取り組んでいます。  今テレビや新聞などの報道でも、SDGsのお題をたくさん特集しています。中でもNHKの番組内で資源ごみの負担を減らす技や処分に悩んでいるものについての特集がありました。ごみや段ボールを小さくする技、リサイクルできない段ボールの見分け方等、紹介されていましたが、効率的なごみの分別を続けていくには手間がかからず簡単にできることが一番大切なことだと思います。  SDGsの17の目標のうち、ごみに関するものは、12番目の「つくる責任つかう責任」や13番目の「気候変動に具体的な対策を」等が多くの目標に関連されています。  町内の各家庭から出される資源ごみの分別をSDGsと結びつけていく考えについてお聞きいたします。 ○副議長 住民環境課長。 ◎住民環境課長(中澤) お答えいたします。今年策定しました第3次下諏訪町環境基本計画では、基本目標とする「資源を有効活用する、環境負荷の少ないまち」の中で、リサイクルなどの3Rの推進と適正処理を個別目標としておりまして、ごみの減量化や資源化を図っていくこととしております。  この目標により達成されるSDGsは、全17項目のうち12個と、当該計画の中でも最も多くの項目が関連し結びつきも強いことから、ごみ発生抑制など進めていくべき施策につきまして町民へ呼びかけを行い、取組強化を図っていく必要があると考えております。  当町におきましては、ごみ分別アプリを導入しておりますので、この登録促進により分別帳などの活用を広めるとともに、毎年全戸配布しております、ごみの分け方・出し方パンフレットの充実を図り、多くの町民による取組を促してまいりたいと考えております。  また、SDGsの目標12番「つくる責任つかう責任」については、少ない資源でより多くの質の高いものを得られるよう、持続可能な生産消費のパターンを築くことを目標としております。フードロス対策ですとかリサイクル意識の向上のほか、ふだん各御家庭で消費している食材や商品を見直すことも環境保全につながる一つの取組になりますので、国や県などの施策を参考にしながら周知などをしてまいりたいと考えております。以上でございます。 ○副議長 青木議員。 ◆青木議員 今お答えいただきました年に一度配布されている分別の方法、A1の大変大きなものですけれども、いつもそれを見ながらやっていますけれども、今SDGsの観点から海に浮かぶマイクロプラスチックが大変大きな問題になっています。自然の破壊ですが、ペットボトルは大変便利で生活の中で使うことが当たり前になっていますが、軽くて持ち運びが楽なことで使いやすいと多くの人が使っていますが、今このペットボトルからマイボトルに変えようとする意識が結構出ています。町としてもそういったSDGsの観点から、ペットボトルからマイボトルにできるだけ変えられるような意識改革をお願いしたいと思います。  続いて、質問に行きます。ジェンダー平等の視点から考えることについて。御存じのとおり、ジェンダーとは生物学的、生物セックスに対して社会的、文化的につくられる性別のことを示します。ですから社会的につくられたものですから、変えることができます。ぜひ変えたいと考えています。  そのような視点で質問します。子供の世話や介護、様々な日常があって、非正規で働く女性が多いと思います。総務省労働局調査によると、2020年平均女性の雇用は2,703万人で、その約5割を非正規が占めています。緊急事態宣言が出た同年4月、雇用数は男女とも大きく減少しましたが、減少幅は男性よりも女性のほうが大きく、男性が35万人だったのに対し女性は74万人の減。警視庁によると昨年の自殺者数は男性が約1万4,000人、女性は7,000人で、前年度から増減は男性が23人減に対して女性は935人増だったようです。  このような観点から質問します。女性の自殺が増えているという報道がありますが、町の状況はどのように把握されているのかお聞きしたいと思います。 ○副議長 保健福祉課長。 ◎保健福祉課長(小松) お答えいたします。厚生労働省が公表している地域における自殺基礎資料の報告されている人数を申し上げますと、町の自殺者数と男女の内訳ですが、令和元年度では1人の方で男性。令和2年度は4人の方で、男性が1人、女性が3人。令和3年度10月までの暫定値では、1人の方で女性の方となっております。  町の把握の状況ということでございますけれども、人数とか男女別の公表はございますが、一人一人の詳細な状況について町への情報提供がなく、把握することができないのが現状になっております。以上です。 ○副議長 青木議員。 ◆青木議員 町は女性総合相談等の対応をなされていると思いますが、例えば名刺大の案内カードを公共施設のトイレなどに置いて、女性に直接、相談窓口の案内があるということを伝えてほしいかなと考えております。  続いて、コロナ禍による生活困難者が増えている現状は町にも見られるのかお聞きしたいと思います。コロナ禍により就労の機会が減ると経済的にも生活が困難になっている。その中で、本年度実施され女性の独り親も対象となってくる子育て世帯生活支援特別給付金の申請はどのくらいあったのか。また、家計急変により申請された女性の独り親世帯はどのくらいいるのかお聞きしたいと思います。 ○副議長 教育こども課長。 ◎教育こども課長(樫尾) お答えいたします。現在、町では国の施策によりまして低所得の子育て世帯に対し、児童1人当たり一律5万円の子育て世帯生活支援特別給付金を支給しておりますが、この対象は女性の独り親世帯も対象としており、132世帯の女性の独り親世帯に申請不要で支給をしております。  また、今年1月1日以降の収入が急変し住民税非課税世帯相当との収入となるなど、家計が急変した者のうち申請をされた女性の独り親世帯は7世帯ありまして、給付金を支給しております。  この給付金につきましては、来年の2月末まで受け付けておりまして、お心当たりの方は教育こども課子育て支援係まで御相談いただきますよう周知を行っているところです。以上です。 ○副議長 青木議員。 ◆青木議員 次の質問に移ります。今までも何回も質問がありましたが、移住定住についてと通告してあります。今後のホシスメバの活用をどのように考えているのかお聞きしたいと思います。移住定住に関連してホシスメバは入居者が入れ替わっていることや、先日ホシスメバマルシェが開催されていることなど、新しいホシスメバの動きがあるのではないかと思いますので、お聞きいたします。 ○副議長 産業振興課長。 ◎産業振興課長(増澤) お答えいたします。新しい状況ということで、現在の入居者の状況についても含めてお話をさせていただきたいと思います。ホシスメバには現在7組8名の方々が入居をしておりまして、なりわいは木工職人やあめ細工職人、ステンドグラス作家、かばん作家など、様々な活動をされております。  ステンドグラス作家の方はLCVの「すわの手しごと」で紹介され、あめ細工職人の方は先月、SBC信越放送の番組「ずくだせテレビ」で実際にあめ細工を行っているところを生中継されるなど、メディアに取り上げられる方々も増えております。  また、卒業された方につきましては、5名おりまして、卒業後、下諏訪町を拠点とし事業展開されている方もいらっしゃいます。以上でございます。 ○副議長 青木議員。 ◆青木議員 続いて、ホシスメバはこれからの町を担う人材の発掘や、交流による新しい取組が始まる拠点として期待しておりますが、継続的な事業の推進をお願いします。今回、駅を拠点としたまちづくり推進のための予算が来年度に計上されるようですが、ホシスメバとはかなり離れた距離にありますが、遠距離にあることをうまく活用して、駅拠点のコワーキングと連携していくお考えはありますでしょうか。 ○副議長 町長。 ◎町長 ホシスメバの機能については、現在いわゆるお試し居住的にいただいて、お仕事をしていただきながら、卒業後はぜひ下諏訪で引き続き住んでいただいて、お仕事もしていただきたいというような場所としての機能を持っているわけでございます。  少し離れた星が丘の場所にあるわけでございまして、私としてはいわゆる旧矢崎商店の話をさせていただいてございますように、そうしたホシスメバの機能をより充実させて拠点化をイメージしている旧矢崎商店の場所、建物を活用して、連携しながら進めていこうというふうに考えているところでございまして、今御質問にあります、これは商工会議所のビジョン的な中での構想でございますよね。それについては町が直接そのことのお話をいただいているわけでもございませんので、そういう意味でのお答えは、今の時点では少なくとも申し上げられないということでありますので、御理解をいただければと思います。 ○副議長 青木議員。 ◆青木議員 続いて、観光振興についてお聞きします。稼ぐ観光の具体的政策事業をどう考えるのかお聞きします。令和3年度より観光振興局の観光推進部の井上健太地域プロジェクトマネージャーが中心となり、NHKの番組をきっかけとして星ヶ塔遺跡をはじめとする地域の歴史や文化を生かした観光体験プログラムを実施し、大変好評であるとお聞きしています。  観光推進部は、町長の公約でもある稼ぐ観光について、具体的な事業を実践しているところだと思いますが、令和3年度の取組の状況と令和4年度の見通しなどがありましたらお願いいたします。 ○副議長 産業振興課長。 ◎産業振興課長(増澤) お答えいたします。観光振興局の観光推進部では、地域プロジェクトマネージャーの井上健太観光推進部長が中心となり、下諏訪の観光資源を生かした着地型旅行商品の開発、造成、販売を行っております。  観光推進部の令和3年度の取組状況といたしましては、稼ぐ旅行商品の仕組みづくりとして、持続可能な観光を実践することを目的として、旅行商品企画・実施をメインに、地域と事業者に寄り添いながら来訪者が求める旅行商品の造成を行い、事業者とともに収益事業の確保に努めました。  新たな観光体験プログラムとしての旅行商品の企画・実施に取り組み、NHKの番組放送に合わせて星ヶ塔遺跡の文化遺産を活用した観光体験プログラムとして、「許可なしでは入れない黒曜石の宝庫「星ヶ塔遺跡」」と称したプログラムをはじめ3種四つのプログラムを実施し、全23回、参加者数292人、事業収益が約410万円となりました。  新型コロナウイルス感染症の影響もありましたので、長野県の信州割SPECIAL宿泊割・日帰り割なども活用させていただく中で、感染防止対策を徹底した上での実施となりましたが、多くの皆様に大変好評をいただいております。  また、令和4年度の観光推進部の事業見通しとしては、本年度に引き続きコロナ禍でも安心してお客様が参加できるように配慮するとともに、お客様から一定の評価をいただいた既存商品の磨き上げを行うことで、さらに満足いただける旅行商品として展開してまいりたいと考えております。  また、下諏訪の魅力を深掘りした下諏訪に特化した旅行商品の開発や、近隣市町村と新たなテーマで連携を強化した旅行商品企画にも取り組んでまいりたいと考えております。以上でございます。 ○副議長 青木議員。 ◆青木議員 これまでの状況をお聞きした限り、お客様にも大変好評であるとのことですので、次年度の取組を楽しみにしております。今後、町内の活性化のための一つとして期待しております。  そこでお聞きしますが、秋宮周辺面影整備におけるグランドデザインの進捗状況をお聞きしたいと思います。 ○副議長 建設水道課長。 ◎建設水道課長(北澤) お答えいたします。下ノ諏訪宿面影整備グランドデザイン策定事業の進捗状況でございますが、策定委員会とワーキンググループ、この二つの組織で活動しております。  ワーキンググループにおきましては、ワークショップをこれまで4回開催し、先月にはメンバーの皆さんによる意見出しを行ったところでございます。次回のワークショップでは、出された意見を反映させたデザインを基にまち歩きを行い、出された意見とその現場が現在どういう状況なのかの確認を行う予定としております。  一方、策定委員会は、これまでに1回開催しており、次回はワークショップにて出された意見を基にしたデザイン案を委員の皆様に御提示し、御意見を頂戴したいと考えているところでございます。以上です。 ○副議長 青木議員。 ◆青木議員 現在の状況はおおむね分かりましたが、今後の方向性やスケジュールについてお聞きしたいと思います。 ○副議長 建設水道課長。 ◎建設水道課長(北澤) お答えいたします。年度内におきましては、今後、策定委員会それからワークショップともに数回程度の開催をする予定としており、今年度末にはグランドデザインの素案の完成、公表を行いたいと考えております。以上です。 ○副議長 青木議員。 ◆青木議員 続いて、駐車場の課題がある春宮周辺については、今後どのように稼ぐ観光へ持っていくのかお聞きしたいと思います。現在、国道142号線の通行止めによる春宮周辺の道路が混雑することも重なり、休日や連休において春宮駐車場を含むお宮周辺が大変混雑しています。今後142号線の工事は御柱祭までに完了するとのこともお聞きしていますが、コロナが落ち着き観光客が戻ってくると、もっと混雑すると予想されます。  そこでお伺いしますが、春宮周辺は公衆トイレや駐車場が整備されて大変利用しやすくなった反面、多くの観光客で混雑することが予想されます。職員が交通整理をしていることも存じていますが、今後の稼ぐ観光への取組をお聞きしたいと思います。 ○副議長 産業振興課長。 ◎産業振興課長(増澤) お答えいたします。諏訪大社の春宮周辺の混雑対策につきましては、本年度、春宮公衆トイレ及び駐車場が整備され、来訪者の皆様がより利用しやすくなりましたので、ゴールデンウイーク、お盆休み、シルバーウイークなどの来訪者の増加が見込まれる場合は、春宮駐車場を管理する諏訪大社と下諏訪観光協会に協力いただき、春宮駐車場に警備員を配置し混雑緩和に努めております。  しかしながら、春宮駐車場の駐車台数に限りがありますので、友之町駐車場や四ツ角駐車場を御案内させていただき、町内を歩いて楽しんでいただくようお願いしているところでございます。
     今後、観光客の増加に伴う混雑緩和対策につきましては、関係機関と都度協議を行い対応してまいりたいと考えております。以上でございます。 ○副議長 青木議員。 ◆青木議員 地元の人間は混雑に巻き込まれちゃうと、にっちもさっちもいかなくて、大変住民は困っていることも多いので、ぜひ対応をお願いしたいと思います。  春宮参拝者等への駐車場誘導の必要性を今お聞きしましたが、春宮参拝や万治の石仏にお越しになるお客様で春宮周辺は大変混雑することがあります。現在も駐車場誘導係がついておりますが、ぜひこの辺のことをよろしくお願いしたいと思います。  また、観光振興に向けて様々な課題があることは十分に承知しておりますが、観光客に分かりやすい案内板を作るとか、地元住民の方への配慮をお考えいただきたいと思います。お願いいたします。 ○副議長 産業振興課長。 ◎産業振興課長(増澤) お答えいたします。諏訪大社と下諏訪観光協会が協力して、混雑することが見込まれる連休につきましては、混雑緩和対策として警備員2名を配置しておりまして、本年4月には駐車場への誘導案内看板の設置も行っております。  春宮周辺につきましては、駐車場として整備するためのまとまった土地の用地確保が難しく、春宮駐車場の駐車台数にも限りがありますので、近隣の駐車場の案内をするとともに、渋滞緩和対策のための案内看板の設置を検討してまいりたいと考えております。以上でございます。 ○副議長 青木議員。 ◆青木議員 ちょっと無理とは承知でお聞きしたいんですけれども、今後、春宮周辺の駐車場をどういうふうに考えていくのか町長にお聞きしたいと思います。 ○副議長 町長。 ◎町長 今、課長がお答えをしたとおりでございまして、あの周辺、入手できる土地というのが難しい。簡単に言えばないといいますか、というところはございます。以前に交渉をさせていただいている、お借りできないかという土地もあるのでございますけれども、容易な御返事をいただけていないという現状でもありますので、この辺は今、課長の答弁のように友之町駐車場、四ツ角駐車場を御案内できるように周知もさせていただいたりしていくことが、当面対応させていただける対策かなというふうには思っております。  そういう意味では苦慮するところもございますので、本当に何かいい、以前に交渉した、お借りをしたいという土地のことも含めまして検討と。それから当面はそうした御案内、案内看板等を設置して誘導させていただくという対応を取っていきたいというふうに思っております。 ○副議長 青木議員。 ◆青木議員 承知していてお聞きいたしましたが、でも何とかできればいいなというふうに考えています。よろしくお願いします。  最後になりますが、子どもを取り巻く環境についてお聞きします。千葉県の通学時事故を受けて、通学路の合同点検における要対策箇所が22か所あると新聞報道されています。また、具体的にどのような方法で調査が行われたのか。また、校舎内外の安全点検がどうだったのかをお聞きしたいと思います。 ○副議長 教育こども課長。 ◎教育こども課長(樫尾) お答えいたします。今回の通学路の合同点検ですけれども、千葉県八街市で起きた事故を受けて、国が示す点検要旨に基づいて実施しております。流れとしましては、町のPTA連合会が保護者への危険箇所抽出のアンケートを実施し、その結果と小学校で把握している危険箇所を取りまとめ、町に報告をいただきました。国では小学校の通学路を対象としておりましたが、当町では中学校も対象として取りまとめを行いました。  町では、学校から提出されました危険箇所の位置の特定と集計を行い、リストアップした箇所が41か所になりましたが、このうち近年の合同点検において既に対策を講じ、それ以上のハード対策が困難であると判断された箇所ですとか、対策の方向性が決まっていた箇所を除いたところ、22か所が対策が必要な箇所の対象となり、県教育委員会を通じて町へ報告しております。  続きまして、校舎内外の安全点検のお話でございますが、町内全ての学校におきまして月1回の安全点検を先生方が分担して行っております。また、特に注意が必要な箇所は教頭先生が毎日点検を行い、学校環境の安全に努めております。また今回、石碑が倒れる事故や夏場に木造のネットが倒れるといった事故など、突発的に起こった事案には、教頭先生と業務員が早急に見回り点検を行い、教育委員会に報告する流れになっております。このほか大型の台風が到来する際にも校舎周辺の見回りを行い、安全確認を行っております。  こうした点検で異常があったり心配がある場合は、施設管理者であります町が現地確認を行い、緊急に手だてが必要であるか判断し、危険性が高い場合には応急処置を行い、児童・生徒が立ち入らないよう注意喚起を行っております。以上です。 ○副議長 青木議員。 ◆青木議員 すみません時間がなくなって、最後どうしてもここだけ。ICT教育推進の中で、今新聞を授業に取り入れることも見直されていますが、町としてはこのことについてどのように考えるのか、教育長にお聞きしたいと思います。 ○副議長 教育長。 ◎教育長 ICT教育の推進の中でということですが、各学校で新聞を使っての教育が進められています。新聞を読み、それを書写したり、それから自分の考えをまとめること、新聞を作ることを通して書く力、読んでくれる相手を意識して分かりやすく伝えようとする表現力、また見出しやレイアウトの工夫、写真やイラスト、漫画などの挿入など楽しんで作成することで、育つ力はいろいろたくさんあると思います。  今各学校で新聞を使って授業をしているという、例えば南小ではNIEといって、これはNewspaper in Education、教育の中に新聞を。そうやって使っているところもあるし、壁新聞や学校新聞、先生方といろいろ作りながら楽しく今後も取り組めたらいいなと思っています。以上です。 ○副議長 青木議員。 ◆青木議員 ありがとうございました。 ○副議長 以上をもちまして、本日の日程に定められた一般質問は終了いたしました。ただいま午後3時21分です。本日はこれにて散会といたします。大変御苦労さまでした。            散  会  午後 3時21分...